国土交通委員会質疑

こみやま泰子

 「海上保安庁法及び領海等における外国船舶の航行に関する法律の一部を改正する法律案」の委員会審議が行われ、質疑機会を得ました。
 今回の審議に先立ち、7月31日~8月1日、沖縄県内で海上保安庁第11管区への委員会視察を行ない、現場の声と実情を伺ってまいりました。
 先ず、今後さらに海上保安庁及び保安官の執行権限等の強化が必要と考え、大臣の見解を問いました。
 羽田大臣からは、今回の法改正の運用状況や情勢を勘案しつつ、引き続き検討を行なっていきたいと答弁いただきました。
 続いて、11管区内の石垣島では現市街地に隣接する石垣空港を利用していますが、来年、新石垣空港が供用開始と成ることでどのような効果を見込んでいるか質しました。
 海上保安庁長官からは滑走路が長くなることで中型ジェット機が燃料を充分積んで離陸できるように成るほか、悪天候下でも計器進入による離着陸が可能となり、また格納庫なども拡大することで、哨戒の充実など大きなメリットがあることが説明されました。
 最後に、発足から65年目、海上犯罪の取り締まり、領海警備、海難救助、環境保全、災害対策や海洋調査、船舶の安全航行等に取り組む海上保安庁の役割はますます重要になることから、人員や、船舶・航空機等の機材、使用する港湾、沿岸や陸上の施設についてより充実が必要と考えた上で、大臣の見解を求めました。
 大臣からは、今後とも、緊迫する国際情勢等を踏まえて、大型巡視船等の重点整備や人員面での強化を図るとともに、船艇基地や各種装備等も含め、必要な整備を進めていくと答弁いただきました。

海保法改正について質問
羽田大臣
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