アカデミー賞

こみやま泰子

 脚本家協会ストの影響で開催も危ぶまれたアカデミー賞でしたが、例年通りに華やかな受賞式が執り行われました。
 日本人俳優の受賞は残念ながら逃しましたが、個人的にあまりにも嬉しいニュースだったので、少し触れておきたいと思います!

◆万歳!ダニエル・デイ・ルイス様!

 アカデミー賞で主演男優賞をダニエル・デイ・ルイスが獲得しました。個人的に、めちゃくちゃ嬉しいです!
 演技力も含め素晴らしく、以前から大注目している大好きな俳優なので二度目の受賞は、単純にファンとして嬉しく感じます。
 また今まで「俳優で好みのタイプは?」と聞かれ「ダニエル・デイ・ルイス!」と答えても「誰?」「知らない」と淋しい反応がほとんどだったので、これからは答えやすくなるかな、と重ねて嬉しいところです!
 ただ、次回作は、是非とも久しぶりに紳士でカッコ良い役柄を演じてほしいです(^_^)v

◆ダニエル・デイ・ルイスの魅力

 米国俳優ロバート・デニーロを好きな方なら分かると期待しますが、デイ・ルイスの魅力も「役柄になりきる」事でしょう。
 出演した映画で、「これが同一人物!?」と思わず叫びたくなる程に、風貌や仕草などが違う役を演じているのです。
『存在の耐えられない軽さ』→プラハの春を題材に遊び人のエリート医師
『眺めのいい部屋』→堅物の英国貴族
『マイレフトフット』→実話を元に身体障がいを持ちつつも成功を収める男の人生(主演男優賞受賞作品)これは素晴らしい作品ですからお薦めです!
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』→今回は冷酷な殺人鬼(まだ観てないのです…)

◆日本の映画人に期待してます!

 浅野忠信さんも外国語映画賞でノミネートされました。
 ベネチア国際映画祭での北野武監督やカンヌ国際映画祭で昨年は川瀬直美監督がグランプリを受賞するなどの活躍が近年続いています。
 映画は様々な感動を私たちに与えてくれます。時には人生観に大きな影響をも与えます。
 これからも世界中で、もちろん日本でも、才能溢れる監督や俳優によって、素晴らしい作品が誕生し続ける事を期待しています!

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