【プレス民主 号外 2008年2月26日版】

こみやま泰子

◆日本国の借金

 25日財務省発表の国の借金は総額836兆円。赤ちゃんからご老人まで総人数で割った国民一人当たりに換算すると658万円と、更に膨れています。
 いま衆議院では、平成20年度予算を審議する、予算委員会が開催されています。
 道路特定財源だけでなく、霞ヶ関埋蔵金や年金など社会保障費、地方財源など様々な議題について、連日審議しています。

◆予算案審議したくない与党

 どうも与党・自民党は、国会に提出されている予算案に対して、正面からの審議をしたくないようです。
 その根拠は、1)今週中に審議を終了し採決をしたいと時間制限を提案してきたこと、2)なぜか昨年の民主党マニュフェストについて質問時間を費やしている議員が多い、という2点です。
 特に2)は、民主党が政権をとったら実行する政権政策なので、今国会に付託されている法案ではありません。
 自民党の議員と大臣で、民主党案は非現実的だとあげつらい「批判のための批判」を予算委員会でしている姿から、私は「本来なされるべき予算審議をないがしろにする、このような政治姿勢が、税金の無駄使いを助長した」と確信しています。
 こうした体制、体質は即刻変えるべきでしょう。

◆総理大臣への質問と予算委員会質問で緊張

2/22(金)国土交通委員会で総理・国交大臣に質疑
2/25(月)予算委員会で国交大臣に質疑
 連続して質問の機会を頂きました。
 国交委員会では、今国会重要法案である「道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部を改正する法律案」に関連して質問です。
 予算委員会では、上野広小路地下駐車場(仮)への道路特定財源の流入の瑕疵について質問をしました。
 当選以来、初めて総理大臣に直接質問をしました。与野党立場の違い、意見の相違以前に、やはり私たちの国、日本のトップリーダーたる総理大臣への質問機会ですから、一議員として、また、人として失礼のないようにと意識いたしました。当然のマナーではありますが、正直気疲れしました。

◆無駄遣いを見逃さない・チェックできる仕組みづくり

 今回の質疑では、地下駐車場の建設当時の契約書が行政の保存期間を経過したため処分されるなどして、事後検証が出来ない事例や、工事途中で追加予算が組まれるといった使われ方をして、天下り財団だけでなく地方自治体へ流れている「道路特定財源」使用の正当性や妥当性の検証が必要であることを問いただしました。
 これからも、税金の無駄遣いを厳しくチェックしてまいります!

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