【プレス民主 号外 2007年4月版-2】

こみやま泰子

 統一地方選挙が終わりました。私が総支部長を務めている埼玉県第7区総支部内で、民主党公認候補は県議・市議ともにトップ当選をさせて頂きました。ありがとうございました。
 これからも力を合わせて「政権交代」目指して頑張ります!

◆日本が変だ。銃犯罪増加。

 先日の事件は衝撃的でした。前長崎市長のご冥福をお祈りいたします。
 小沢代表は、このような異常事件の根底には、政治、経済、社会全体に及ぶ「目的のためには手段を選ばない『なんでもあり』が許される風潮がある」と指摘しています。
 善良な民間人を守るためにも暴力団の資金源となる麻薬・銃器や不当な要求に対する取締り強化は急務であると思います。

◆議論軽視の国会を知ってほしい

 小泉安倍政権で一番の特徴は郵政民営化でも刺客擁立でもなく「強行採決の乱用」ではないかと感じる事があります。
 以前は与党にも政府が出した組織犯罪・共謀罪法案に対して、真剣に疑義を唱え一旦は廃案にするなどした良識ある方々もいました。
 しかし刺客騒ぎで、様子が一変。大いなるイエスマンとして従わなくてはすべてを奪われるとでも思っているのか、その中身について精査・議論することなく政府案を何が何でも可決させることが目的という雰囲気が与党自民党に色濃く染み渡っているのではないでしょうか。
 チェコスロバキア出身の作家クンデラ原作の小説を映画化した『存在の堪えられない軽さ』(1987年作)は、プラハの春を題材に使い、ある男女がその存在を消しさられていく様が描かれた作品です。
 前半は自由や恋愛を謳歌し、その描写の奔放さが話題になりました。しかし後半部は社会派映画で、巨大な権力が、個人の権利を押しつぶして行く恐さが描かれ、「権力の維持、誇示の前には、邪魔な人物の命は消しても構わない」と言わんばかりの重いメッセージが感じ取れられました。
 政治は国民の為にあり、政権維持の道具ではありません。小泉安倍政権で国会が単に機械的に採決を行おうとしていることに大きな懸念を感じます。

◆与党ペースで進展なし

 重要な問題・課題を含んだ法案が与党ペースで、審議半端なままで強行採決され、成立していきます。
 対して、与野党間で開催合意した「『政治と金』集中審議(総理・TV入り)」は未だに行われていません。即ち与党の約束不履行が続いているのです。
 政治資金の公開や松岡大臣のナントカ還元水などの「政治と金」に関しても、与党のうやむや体質で真相解明が進んでいません。
 また、水門や林道に絡んだ天下りと談合、怪しげな献金等、税金を食い物にする構図が事件となっています。こうした問題は天下り人材バンクをつくれば起こらなくなるという物ではなく、官僚OBと現役官僚の接触制限や禁止という規則を設けないかぎり根本的解決策にならないと私は考えています。
 25日、午前中に経済産業委員会で、午後には国土交通委員会で質問に立ちました。政府与党の審議軽視の態度に怒りを覚えつつも、得られた機会を通じて国民の皆様の代弁者として質疑に挑んでまいります。
 国会の審議は本会議、各委員会の内容ともに衆議院・参議院のホームページで、議事録及び映像が公開されています。是非とも多くの皆様にご覧いただきたいと思います。
 これからも国政の現状を皆様にお伝えできるように努めてまいります。皆様からのご意見、御提案お待ちしています!

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