【プレス民主 号外 2007年3月版-1】

こみやま泰子

◆政治は生活です
 塩川元財務大臣は特別会計を表して「母屋(一般会計)でお粥、離れ(特別会計)でスキヤキ」とたとえました。
 今の状況は更に、独立行政法人等の天下り先による「地下室」までつくられており、実体としてのお金(税金)の使われ方は、ますます不透明になっていると感じます。
 本年度の予算審議の中で、様々な角度からの議論が繰り広げられています。
 そして、今国会には厚さにして約20センチにもある特別会計関連法改正案が政府より提出されています。
 我が党の議会運営委員会筆頭理事が、与党との交渉の中から、特別会計について従前とは違う扱い方として、本会議で一般会計等と別に大臣からの主旨説明が行われました。
 税金無駄遣いの全容を解明する為に極めて有効となる「特別会計の単独審議」を可能とする道筋がつけられた画期的なものと評価しています。
 こうした経緯についてはあまり報道もされない上に、詳細に議論の対象となっては都合が悪いかのごとく与党は、審議時間を設けようとしない国会運営をしている点もあわせて、知られていないことは、大変残念に感じています。
 政府与党は政権を担う与党らしく、堂々と質疑に応えてほしいと、切に願っています。
◆国会改革が必要
 日本の借金は、日々増え続け、根本的な行財政改革をしなくてはならない時期にきていることは、誰もが認識しています。政治資金問題はじめ、国会でこれら課題に対し、十分な調査や審議が行われていないし、さらにはそうした気概さえも見られない事も政治不振に繋がっていると感じています。
 国民の税金を審議決定する大きな権限(権力)をもつ国会だからこそ、国民の皆様からの信頼を得ることが重要です。
 信頼回復の為の予算審議や政治と金に関する閣僚の情報公開についてうやむやにしない、国民の為の当たり前の政治をしていきたいと、思います。

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