先週、福島沖で震度６強、更に岩手でも地震が起きています。
東北新幹線が脱線し、東北地方の大動脈に被害をもたらしています。
被災された皆様にお悔やみとお見舞いを申し上げ、早期の復旧のために努力してまいります。
３月２１日にまん延防止等重点措置が全面解除となり、政府は経済活動へシフトなのでしょうが、新規感染者数はいまだ高止まりしているなか、春休み・入学シーズンなど人流の増える季節を迎え、まだまだ油断大敵です。
ロシアのウクライナ侵略行為が激化しています。ウクライナの主権、一体性、独立を支持することを改めて表明し、ロシア軍の即時休戦、撤退を国際社会とともに強く訴えてまいります。
◆令和4年度予算を修正すべき。政府提出案は断固通す方針を変えませんか？
３月２２日、参議院での採決がおこなわれることで、令和4年度予算が成立します。
政府が、この予算案を作成したのは昨年末で、今年に入り新型コロナ感染拡大やウクライナ侵略による小麦や原油価格高騰などに対する予算は含まれていません。
２月、衆議院において立憲民主党は令和4年度予算案に対して組み替え動機（予算の修正案）を提出しました。修正案では、新型コロナ感染対策と原油価格高騰対策としてトリガー条項発動に必要な予算他の計上提案した内容でした。
多数を持たないため否決されましたが、ガソリン価格高騰対策など、この修正案内容に相当するような補正予算が必要になる事でしょう。
◆幅広い情報と検証を日本の報道に望む。
ワイドショーはロシアのウクライナ侵略に関する情報と、新型コロナ感染拡大については新規感染者数情報が繰り返され、内容は似通ったものが見受けられる。
必要、重要な情報でああるものの、国民の知っておくべきニュースは他にもある。
現在、そして4月からは更に、様々な事項について値上げが予定されるが、この中で高齢者医療費は２年ほど前の法律改正によるものです。
また企業物価指数も素原材料は５７％上昇、原油輸入価格もこの１年で８１％（円ベース）上昇しているが、輸出数量の伸びは見込めません。
3月には、政府の経済財政諮問会議で、３０代半ばから５０代半ばの世帯所得が、この２０年余り、前の同世代と比較し、なんと１００万円以上減少していたとする調査結果が報告されました。
安倍政権で景気は良いとか、景気対策は自民党政権でなければといった印象を株価上昇から印象づけられた方も多いかもしれませんが、実際には、日本の景気も、国際的地位も弱まってきています。
異次元の金融緩和と呼びつつ株高と円安を推し進めてきたところから見直して、経済政策の正常化・健全化を図る視点を持って、アベノミクス他の検証が必要と考えます。
◆プーチン大統領と蜜月だった安倍晋三元総理外交の検証を。
安倍晋三元総理大臣は、北方領土返還のため、ロシアのプーチン政権に融和的な姿勢を取り続け、在任中に１１回もの訪露を繰り返し、プーチン氏と２７回も会談を重ねるなど親交を深めてはずが、ロシアに対して侵攻をやめるよう促すなどの発言・行動は見えません。
ロシアで開かれたソチ五輪（２０１４年）で、クリミア侵攻やＬＧＢＴを含む人権対応を問題視して西側諸国の大半が欠席した開会式に、安倍元総理は国会答弁を終え、急ぎ専用機で移動し出席しました。プーチン氏と笑顔で首脳会談を行った映像は、日本でも大々的に放送されています。
この会談直後に、プーチン氏はクリミアの武力併合に踏み切っていますが、安倍元総理は、その後も経済支援のプラン策定などに傾倒し、現在もロシアへの経済支援策が続いています。
プーチン大統領の行動を日本が肯定・後押ししたと国際社会から見られる側面もあります。
戦争・武力行使からは、武器商人は豊かになるが、国土を荒廃させ、国民の生活・経済を疲弊させ、危険で貧しい地域を生じさせます。
愚かな歴史を繰り返さないために、政治を機能させていかねばなりません。
過去の失敗から学ぶことは多い。ロシアを助長させたとの発言が増えた今こそ、政治・報道も検証をする必要があります。
日本も大本営発表のままでは、国益も国民の生活も守ることはできません。
◆小宮山泰子の活動
衆議院国土交通委員会の運営を決めていく野党筆頭理事として、与党筆頭理事と、委員会開催の内容、質疑時間等の協議をかさねています。
今国会は政府から５法案が提示されており、大臣所信に対しての質疑の後に、最初の法案審査として「国際園芸博覧会法案」を３月９日に審議採決行いました。
今後は一般質疑、所有者不明土地法改正などについて審議の協議が予定されます。
これからも国民の生活が第一の政治を基本にして、判断をしてまいります。
【印刷用ｐｄｆ】
https://www.yasko.net/wp-content/pdf/20220322yasko_report.pdf
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