全日本仏教会公開WEBシンポジウム

25日、全日本仏教会公開WEBシンポジウム<仏教とSDGs>を地元事務所内で視聴しました。
シンポジウムのテーマは「現代社会における仏教の平等性とは ~女性の視点から考える~」。パネリストの皆さまの、ジェンダーに対する考え方や経験上からの「社会においての女性の位置づけ」など、たいへん興味深い内容でした。
田中優子総長から岡田真澄教授に「仏教で、剃髪により自由になったのでは」と指摘。これを受けて村木厚子教授の「役人を離れ、いろいろ縛られているものから自由になりたい、どのようにすれば自由になれるのでしょうか」と岡田真澄教授に尋ねられ、岡田教授は「(剃髪することは)村木さんほどに、心の自由がある」と回答。
なるほど、剃髪することは、自分にも他者へも「俗世からの離脱」つまり男性・女性・属性に囚われない「自由」を示すものとなるのかと理解しました。
江戸時代までは「婚姻は夫婦別姓」が基本であったことから、“日本では歴史的に夫婦同姓”であると主張される方々の歴史認識について不思議であるといった指摘もあり、また、仏教の教えは社会の平等性を訴えていたことなど、とても勉強になったシンポジウムでした。

<パネリスト>
・田中優子(法政大学総長)
・村木厚子(津田塾大学客員教授)
・岡田真水(日蓮宗僧侶、兵庫県立大学名誉教授)
<コーディネーター>
・戸松義晴(全日本仏教会理事長)

開催案内
シンポジウムタイトル
地元事務所にて
WEBシンポジウム1
WEBシンポジウム2
アーカイブ