映画「ビハインド・ザ・コーヴ〜捕鯨問題の謎に迫る〜」

こみやま泰子

20日、国民民主党内の部門会議で映画「ビハインド・ザ・コーヴ〜捕鯨問題の謎に迫る〜」の上映が行なわれました。上映前に、八木景子監督から撮影に至った経緯と映画「ザ・コーブ」関係者とのやり取りなど、エピソードとともに、このドキュメンタリー映画に対する諸外国での反応などお話しを伺いました。
全編拝見し、反捕鯨の活動には純粋に動物愛護の立場の人と、クジラ・イルカ保護の活動にはお金が集まりやすく政治的背景なども含めてよこしまな理由で捕鯨と日本への批判を利用しようとする人との二面があることが、改めて如実に表れていると感じました。
また、クジラの商業捕鯨については、かつて西洋諸国による乱獲が生態系へ影響したが、日本の捕鯨は乱獲にあたらず、かつ、捕ったクジラを余すところなく活用していたこと、クジラ塚などつくり与えられた命に感謝する文化についてなど、興味深い歴史も紹介されました。
さらに1970年代に反捕鯨運動とベトナム戦争に関しての米国公文書館の資料など、このような活動の裏側が見えるような、調査も勉強になりました。

【参考『ビハインド・ザ・コーヴ』とは】
アカデミー賞受賞「ザ・コーブ」により影響を受けた捕鯨の町「太地町」にて、捕鯨論争における両派の人々へのインタビューを基軸に、太地町の問題だけでなく、これまで民間まで届いてこなかった政治的側面にも踏み込んだ2015年のドキュメンタリー映画。
http://behindthecove.com/

パンフレット等
八木景子監督1
八木景子監督2
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