衆議院災害対策特別委員会 九州北部豪雨被災地視察

こみやま泰子

8月29日、衆議院災害対策特別委員会にて、九州北部豪雨による被害状況等調査のため、大分県(日田市・中津市)、福岡県(朝倉市・東峰村)において各地自体・議会から要望をお受けするとともに、被災現場の視察を行いました。
福岡県朝倉市、東峰村を中心とした地域においては、わずか9時間で774ミリという記録的な豪雨を観測。土砂災害や河川の氾濫が多発し、多大な被害が生じました。
JR九州鉄道橋落橋現場(日田市)では、滞留した流木が流れを堰き止め、その水圧により橋脚が崩壊しました。現在不通となっている区間はバスによる代行輸送を実施していますが、一日も早い全線復旧が望まれています。
東峰村岩屋地区は、土石流により宝珠山川が河道閉鎖や護岸崩壊・氾濫が起きました。澁谷村長から被害状況の説明を受けましたが、公共土木施設、農地、農業用施設及び林道の速やかな復旧、再度の災害防止のための良改復旧事業の推進、などの要望を受けるとともに意見交換いたしました。
今回被害を受けなかった家屋でも、裏手の山の上・斜面にはすでに山肌が見える箇所がいくつもあり、二次被害の危険を感じました。村長の訴える「山の再生」は喫緊の課題だと感じています。
50年に一度の豪雨と言われましたが、平成24年九州北部豪雨以来、5年間で3回目の被害が生じています。復旧事業の在り方についても検討していく必要があります。

被災地視察にて1
被災地視察にて2
被災地視察にて3
被災地視察にて4
被災地視察にて5
被災地視察にて6
被災地視察にて7
被災地視察にて8
被災地視察にて9
被災地視察にて10
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