成田祇園祭に訪問しました

こみやま泰子

 9日、成田山新勝寺・成田山川越別院はじめ多くのご協力をいただき、川越青年会議所OB有志の集まりである未来クラブで成田祇園祭に訪問しました。私の暮らす川越市では10月に川越祭りが行われますが、なかなか他の山車祭りを直接目にする機会は無いものです。
 成田祇園祭を観ながら佐原や秩父、浅草など含めてそれぞれの祭りの違いなど話題とするとともに、堪能。山車と神輿が同時出ること、坂道がある街中の巡行での曳き方、山車にブレーキがあること、山車ごとに御囃子や踊り形式が違うことなど、川越祭りとの違いも確認しました。
 成田祇園祭は、成田山新勝寺のご本尊「不動明王」の本地物である奥之院大日如来の祭礼で、毎年7月7・8・9日の三日間執り行われます。享保6年(1721年)にはすでに行われており、現在は10台の山車や屋台が市内巡行する、300年の歴史を有するお祭りです。
 山車の運行をする、だんな衆は揃いの浴衣にたっつけ袴、草履、パナマ帽を被っており、その粋な姿からも夏の祭りを実感します。9日は最終日で、山車屋台総引き、成田山大本堂前での御輿還御式、山車屋台競演(総踊り)があり暑い中ですが多くの方が観覧されていました。
 観客の多さも、祭りの華だと感じます。また参道の街並みには電線が無く、歴史を重ねた旅籠や鰻屋等も風情が増しています。やはり電線が無くなると、街の価値が上がるような気がします。この点は大いに参考になりました。

祭典委員長と
成田山新勝寺境内にて1
成田山新勝寺
成田山新勝寺境内にて2
山車
神輿
山車と神輿
多くの人出の中で
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