第3回世界・日本肝炎デーフォーラム

こみやま泰子

 日本肝臓病患者団体協議会主催の第3回世界・日本肝炎デーフォーラムにて、生活の党を代表してご挨拶させて頂きました。
 5月20日に開催された請願署名提出のための院内集会は衆議院議院運営委員会理事会の議論が長引き、伺えず残念でしたが、平成21年12月に施行された肝炎対策基本法以降、肝炎ウイルス検診・肝疾患診療体制の整備が進められています。
 フォーラムで榎本信幸先生(日本肝臓学会理事、山梨大学医学部教授)からC型肝炎ウイルスの画期的な治療薬が世界に先駆けて本年度中にも日本で使用が出来るようになる見込みなど、希望の持てるお話がありましたが、まずは「肝炎検査」により、早期発見、早期治療に繋がる事を、より多くの方に知っていただく事が重要であると痛感しました。
 国の諸政策は医療助成などの面で拡充してきましたが、高齢化・重篤化した「肝硬変・肝がん患者」の治療への支援策も課題となります。
 日本には肝炎を発症していない方を含めると150万~200万人のキャリア(持続感染者)がいると推測されています。
 多くの日本人の健康を守るため、施策の一層の充実と啓蒙対策にも取り組んでまいります。

【参考】
厚生労働省 肝炎総合対策推進国民運動事業ホームページ
http://kan-en.org/

フォーラム会場にて
党代表としてご挨拶
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