衆議院に続き、良識の府・再考の府であるはずの参議院においても、再び審議の打ち切りと採決が強行された。
審議過程と採決に至る経過について、法案修正に応じた会派からも批判が噴出する状態の中、参議院本会議での採決となった。
法案には国会議員、地方議員、各種団体、文化人、著名人、そして多くの市民の皆様からも、国民の知る権利を損ない、三権分立に反する内容を含むなど様々な問題点、疑問点が指摘されている。
さらに、国連人権高等弁務官からも政府に不都合な情報が秘密指定できる問題点とともに、情報アクセスと表現の自由が担保されていない点を改めるよう言及されるなど、世界からも懸念の声が上がっている。
秘密保護法をはじめとして、先の大戦へと向かった時代の法制をも彷彿とさせる安倍政権の姿勢に対して、断固抗議する。