東日本大震災一周年追悼式

こみやま泰子

 国立劇場において内閣総理大臣主催の東日本大震災追悼式が挙行されました。
 天皇皇后両陛下もご出席のもと、閣僚、三権の長、各政党代表、国会議員、モンゴルからの特使、各国大使、被災地の代表の方々が参席、さらに全国70箇所の会場とともに開催され、14:46一斉に1分間の黙祷を行いました。
 同時刻、首都圏の私鉄は緊急停止訓練を実行し乗客も黙祷。世界中で哀悼の祈りが捧げられました。
 ご退院間もない陛下のお言葉からは日本国と国民への深い御情愛が強く感じられました。皇后陛下の歩みに気遣いされるご様子や、中央の標柱を見つめられるお姿、御退出になる際も遺族代表や各国大使代表団など舞台下にも会釈をされ、舞台袖に入る直前に再度標柱を見つめられたお姿に、正に日本国の元首であり象徴するご存在でいらっしゃることを実感しただただ感激とともに感謝の気持ちが湧きあがってまいりました。
 国土の安定を願われる陛下の御言葉に国民としてお応えしてまいりたいと思います。

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