【プレス民主 号外 2011年1月4日版】

こみやま泰子

 埼玉県下、さらに関東地方は穏やかな天候の下、2010年、卯年を迎えました。
 私の元日も例年通り川越氷川神社初詣、朝起き会や宮中参賀など穏やかな年明けでした。
 昨年暮れには平成23年度予算案も閣議決定され、来るべき通常国会開会から、また新たな一歩を踏み出します。

◆国も地方も議会のあり方が問われる年

 昨年末、名古屋河村たかし市長を中心とした市議会リコールの住民投票を求める署名活動は紆余曲折ありましたが、36万人以上の署名が確定され成立。名古屋市民のパワーとともに、本年が新たな市民自治の幕開けになることを感じます。
 統一地方選挙が行われる今年、4月10日県議会議員、4月24日市議会議員選挙の投票日です。衆議院埼玉7区内では、県議選とともに川越市議会議員選挙、ふじみ野市議会議員選挙が行われます。
 私の応援している現職および新人予定候補(民主党公認・推薦が決定した方々は裏面をご覧ください)の皆さんは、様々な経験を積み、ハッキリ意見を述べる信念と地域発展にかける情熱を持っています!これからも、地元の声を大切にして地域と議会制民主主義を発展させてくれると確信しています!

◆参議院議長発言に込められた参議院の議決の重さ

 沖縄 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関し 参院が通常国会で那覇地検幹部を招致する公算が大きくなりました。西岡武夫参院議長は 中国人船長釈放の際 官邸から同地検に圧力がなかったかどうか国会として調査する必要があるとの意向を固めており通常国会は冒頭から大荒れとなる可能性があるといった発言が報道されました。
 私も法務省管轄下にある検察が、法に基づくのではなく、国際関係を思いはかり政治判断に至ったのではないかと指摘される、この一件に関して西岡議長に同調します。
 法治国家たる日本では、国会も法律に従って運営され、三権分立が明確に守られることに、誇りに感じます。恣意的な運用、解釈がされない日本であるように、今年も国会議員として最善の努力をして参ります。

◆『学問のすすめ 現代語訳』

 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」のフレーズはよく知られています。
 明治の大ベストセラー、福澤諭吉著『学問のすすめ』(ちくま新書)を齋藤孝教授が現代語訳し、読みやすくしたこの一冊を、昨年末、立ち寄った書店で手にし、このお正月に読みました。
 見出しだけでも「学問には目的がある」「国民の気風が国を作る」「美しいタテマエに潜む害悪」「男女間の不合理、親子間の不条理」「文明社会と法の精神」などと大変興味深く、今に時代に通用する鋭い指摘の数々に、改めて明治時代の“勢い”と、福澤先生の近代国家・家族・人間の品格などへの理想や使命に感銘しました。
 “学問”の大切さを改めて諭された気持ちになりました。
 これから受験される方、スキルアップを目指す方、是非とも未来に向けて頑張って下さい!
 私も自らの初心である“住みやすい日本をつくる”ため、努力精進して参ります!

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