【プレス民主 号外 2010年1月4日版】

こみやま泰子

 昨年念願の政権交代が実現し、年が明けて2010年となりました。厳しい社会の現実とも向き合いつつ、日本の底力を活かし、行財政改革と共に景気回復も目指してまいります。

◆時代にあった産業構造

 今年も派遣村や先の見えない不安が拭えない一年の始まりとなりました。ただし、昨年との違いは政権が変わり、22年度予算が執行される頃からは、新しい経済が動き始めると期待できる点で、未知数ながらも変化が見込めることでしょう。
 農業戸別所得補償制度や子育て支援、高校授業料実質無料化など、今までの予算構造を組み換えることにより、新しい産業構造へシフトが進むと期待しています。

◆農業戸別所得補償制度など始まります!

 本年は日本の減反政策を大転換させる年になります!
 グローバル化し、温暖化が進む世界で、自国の自給率確保が重要です。現在、日本の約40%の食料自給率を民主党は10年後に50%に増やし、さらに20年後には60%を目指しています。
 日米安保50年の節目で、普天間問題など防衛上の安全保障は議論が重ねれられ、マスコミも報道していますが、今こそ食料安全保障も深刻に考え、将来に備える時に入っていると思います。

◆第174通常国会は18日開会の方向

 先の臨時国会から私は、衆議院外務委員会の筆頭理事となりました。初めての委員会運営は驚きの連続でした。野党自民党の大義無き審議拒否は未だ続くなか、国会開会中は委員会に欠席しながら、自民党の都合で閉会中の審議には応じると言ってくる…など不条理な要求もありました。来る通常国会では、国対副委員長としてしっかりと、遅延なく条約など、委員会に付託される案件の審議を進めたいです。

◆地域文化を大切にすれば観光政策に繋がる

 昨年末、私は北京やラオスのルアンパバーンなどに行き、日本文化や日本食の素晴らしさを感じました。また、日本人が自然との共生の中で育んだまちづくりからも、建築技術、職人による精密なものづくり等々、産業として更に磨きをかけるべくその価値を見直すべきと思います。
 今後、一千万人を超す観光客訪日時代を迎え、また中国のより一層の大国化、在外公館の在り方や日本技術の売り込み方なども変えて行かなければならないでしょう。
 新しい日本外交の礎を築く議論が衆議院において活発に行えるように頑張ります。

◆日本のお正月の変化

 寅年生まれは1034万人、干支の中で丑年が一番多く、寅年生まれは9番目だそうです。
 さて今年も元旦には着物で皇居に上がり、今上天皇の御言葉に厳粛な気持を頂きました。年末に正月準備でスーパーに行きましたが、紅白蒲鉾が売り切れ…近年は、おせちを家庭で食べなくなったと言われますが、縁起物を大切にする日本人に触れたようで嬉しく思いました(我が家は紅白の半ぺんになりましたが…)。
 初詣やだるま市など年始年末には様々な催事が各地で行われます。是非、これからも催事に込められた先達の想いを感じながら、より多くの方が参加される事を願います!
 困難はあっても「明るい未来の礎となる第一歩の年」にするべく努力し続け、皆さまと充実した一年にしたいと思います。

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