日中交流機構・大長城計画参加

こみやま泰子

 12月6日~10日の日程で、民主党主催の日中交流機構・大長城計画で一般参加者を含め約450人と北京及び西安に行ってまいりました。

◆胡主席と二度握手

 今回は小沢一郎代表と胡錦濤主席の会談後、参加者全員で記念撮影を行っています。
 その際、私は胡錦濤主席と二度にわたり握手の機会を得ました。一度目は、一緒に並ぶ議員や参加者と順々に握手。二度目は、記念撮影の為に自席に戻る際に視線が交じった瞬間を捉えられ、にこやかに主席から手を差し出していただき再度の握手となりました。
 一般参加者と主席が写真撮影や握手をする事自体これまであまり例のない事と聞き、35年前の日中国交正常化実現から続く長い関係構築があるからこその好意的な対応なのだと感じました。

◆充実した訪中:会議とレセプション…

 さて訪中議員の一員としては、中国高官とシンポジウム開催や分科会での意見交換を行うなど、有意義な日中交流となりました。個人的には訪問の記念と中国国内の商業活動の様子を見ておきたいという気持ちもあったのですが、ほとんど自由時間さえないほどのスケジュールでした。更には帰国途中の上海空港では、待ち時間が発生したのですが、安全上の細心の配慮から菅代表代行を始めとして所謂VIPルームで待機となりました。
 民主党が参議院第一党になり、中国側の対応がより丁寧になったことを改めて実感。ちなみに、一般参加の皆様は、自由に楽しく過ごしていただいたと聞いています。

◆経済成長と変化する中国に思う。

 衆議院議員に当選以来、毎年「長城計画」で中国・北京に行っています。オリンピックに向け、また経済成長と共に高層ビルが出来上がり、街並みも急速に変化しています。これを「近代化」と呼ぶのかもしれませんが、消えていく「古き良き街並み」が惜しまれます。
 また初めての12月の北京で驚いたのは、レセプション会場のホテルだけでなく移動中の車窓からも目に付くクリスマスツリーやイルミネーションの華やかなことです。
 思わず「中国っていつからクリスマスを祝うようになったのかな」などと、その社会的背景に思索を廻らせたところです。

◆「温故知新」日本・日本人の岐路

 中国に限らず、技術革新などにより世界中が流動的な時期に入っています。
 福田内閣は、給油継続法案を通過させるのが目的で臨時国会の再延長をいたしました。
 また消えた年金問題では、政府与党のいい加減さが露呈しています。
 世界の大きな流れの中で、しっかりとした国家戦略を持ち、国会の開かれた場でも議論される事を望みます。
 過去に学び、未来を語り合いたいと思います。

参議院議員
植松さん、行田さん、青木さん、牧山さん
と一緒に

会議の様子

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