田中角栄研究会

7日、田中角栄さんを通算大臣秘書官、総理大臣秘書官として支えた小長啓一氏を講師に、田中角栄研究会が開催され、「再び脚光を浴びる日本列島改造論」について伺いました。
「日本は軍事大国でなく、平和大国を目指すと内外に示した」ものとして“新日本列島改造論”が現在望まれているといったお話が印象的でした。
しばしば強いリーダーシップが必要であると言われるが、一歩間違えると独裁的・国粋的になったり、新自由主義的な経済構造に誘導されることとなって一部の富裕層・利潤優先で、人権に関わることなど多くが後回しとなりかねません。
現在の日本も、そのような人を粗末にしてきた政治の結果として、格差拡大に繋がっていると考えると、明治や昭和のような「俺に従え、ついて来い」は適切ではないと考えます。
「日本の将来像」を1つに絞ることが多様化する現代において難しいからこそ、新しいリーダーは「新しい価値観の共有」から生まれるのでしょう。
今年のテーマ「人からはじまる経済再生」この基準で、政策判断をしていこうと、再確認できました。

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