【プレス民主 号外 2007年8月5日版】

こみやま泰子

◆ここからが始まり

 委員会審議にもならない為に報道されずご存知ない方も多いのですが、今まで民主党提出の法案は自民党与党により「つるし」と言われ、委員会審議にすら付託されず潰される事も多くありました。参議院では議院運営委員会委員長も民主党から排出することとなりそうで、やっと議論も出来るし、政府と与党自民党が結託し隠した「ムダ使い予算の開示」を参議院から正式に開示要求・国政調査権発動ができます。
 まず始めは「年金流用禁止法案」提出です。
 ここから日本の実像が解明される、新たな局面に入った事に大きな期待を抱きます。

◆参議院選挙の争点
サラリーマン増税・生活増税

 テレビ等で連日、コメンテイターや自民党議員が、自民党の敗因は「消えた年金」「閣僚の失言」をあげ「民主党が勝ったのは自民党への批判票」が主だと発言する場面が多くみられます。私も一理あるとは思います。
 しかし選挙中や選挙後に話し掛けられた方は「暮らしがキツイ」と訴えて来られる方が多く、マスコミなどの取り上げられ方とは自民党を選ばなかった理由が異なっていると感じました。即ち、この参議院選挙の本当の争点は「小泉安倍政権での増税・弱者切り捨て」への評価だったのではないでしょうか。だからこそ一人区も民主党に託して頂いたのだと思います。

◆政権担当能力って何だろうか?

 すでに次の選挙戦が始まっています。その一つが「民主党に政権担当能力はない」との発言や論調が目立っている点です。
 では何をもって「政権担当能力」なのか。今の政権担当を自負している自民党与党の全てが悪いとは言わないが、天下り法人などには多額の予算を垂れ流している一方で、おにぎりが食べたいとのメモを残し餓死する方があり、経済苦での自殺者7,000人もいる日本の現実をつくったのも自民党与党です。
 ちなみに「なんでも反対するのが野党」は作られたイメージでしかありません。大きな問題を含んでいる認識のもと反対している所謂、重要法案とされるものや、天下りや税金のムダ使いが明らかなものが主体で、国会では大多数の法案は全会派が賛成して可決しています。
 これからもヤスコレポートで、国政の現状をお伝えしていきます!

◆「自分の一票」が政治を変えられる

 消えた年金や税金のムダ使い、外交・教育・医療・環境・子育て・雇用・中心企業など景気対策、直すべき政治課題は山積しています。私は、民主党が議席数の上で3分の2を占める与党に対してまだまだ少数の衆議院ではありますが、障がい者支援や自然災害に遭われた方の二重ローン問題などにも真摯に対応してまいります!
 皆様のご意見をお待ちしています!

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