【プレス民主 号外 2007年1月版-1】

こみやま泰子

2007年の幕が開きました。
皆様、お元気で新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年は浦和レッズがJリーグ、シーズン初優勝!「諦めず常に前に向いて走り続けた先には必ず目標達成できる」と信じられるのだと、勇気の後押しをもらいました。迎えた元旦には天皇杯勝利によるレッズ二冠!埼玉県民として、縁起の良い幕開けとなりました。私も政権交代を目指し、元気に活動を開始してまいります。
◆政権交代をしない代償
今年も個人負担増ばかり

 「ワーキングプア」「ホワイトカラーの没落」。最近こうした文言を目にする機会が増えています。
 昨年は「格差社会」の問題が明らかになりましたが、格差拡大を助長したのが小泉内閣の5年間に重ねられた偽りの「改革」であり、その弱者切り捨て政治を継承したのが安倍内閣であると言えます。
 政界の年の瀬は、政府税制調査会本間会長に続き、佐田行政改革担当大臣も辞任、さらに不透明な資金のやり取りについて複数の与党議員の名前が報道されるなど、なんとも締まらないお粗末な終わり方でした。耐震偽装、ライブドア、村上ファンド、日銀総裁。自分さえ良ければそれでよいという誤った勝ち組志向の表れが続いています。
 政府与党は1月25日に開会予定の第166回通常国会に「ホワイトカラー・エグゼンプション(ホワイトカラー労働時間規制適用免除制度)」関連法案の提出準備を進めています。
 この法案を一言でいえば「残業代カット」法、雇用側が残業代を支払うことを免除できる法律です。この数年、サラリーマンの所得は増えていない一方、一部富裕層の所得は2倍、株主利益は3倍になったともいわれます。これも格差拡大政治による結果の一面でしょう。
◆消費税、国民投票法案や共謀罪、国会審議にご注目下さい!
 今年も定率減税の完全廃止、年金など社会保障費の上昇などで、じわじわと個人負担増が続きます。
 支持率低下で、リーダーシップ無しと指摘されるにつれて、安倍首相は「各種法案成立」や「再チャレンジ」を連呼するばかりで、結局はムダ遣いの無くならない予算案を成立させて、自画自賛するしかないと予想してしまいます。
 どの時代においても、人気取りに走ることなく、日本国の内閣総理大臣には、国民の生活を守る政治、さらに真の世界平和に貢献する政治をしてほしいと切実に思います。
◆現実を直視する
 政府は「景気は良くなった、いざなぎ景気を上回った」と言いますが、その実感はありません。特に中小零細企業や地方都市に暮らす方々の話を伺う度、口々に現実は違っているといわれます。
 年末に発表された平成十九年度予算財務省原案からは、弱者切り捨てと借金が増え続く安倍内閣の基本的政策方針が見て取れます。
 今年は、県議選、市議選と続く春の統一地方選挙、また夏には参議院選挙が行われます。
 私は、政治は議員だけで行うものではないと考えています。ご一緒に住みやすい地域、住みやすい日本をつくりましょう!
 亥の年、活力ある地域を創造するため、本年も猪突猛進まっすぐに駆け抜けてまいります。国会論戦の現場から、その時々に問題となっている事柄を取り上げこの紙面で、またホームページで、街頭活動で、皆様にお伝えしてまいります。
 引き続き、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます!

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