【プレス民主 号外 2006年11月版-1】

こみやま泰子

◆選挙の為の国会
 グレーゾーン金利・ガン対策・共謀罪・社保庁の解体・年金制度など自分達の提案した政策が世論受けしていないと感じた時、しばしば与党・自民党民主党の案の一部を取り入れたり、似た印象の案に変化させるという例が増えています。
 これは来年の参議院選挙にむけて民主党の掲げる各種政策を潰しにかかっているという見方が出来るとともに、根本的に民主党案の方が良い政策を提案している証明とも言える現象です。
 結果として一部が取り入れられた政策の実現へと繋がる時、民主党案そのものが成立したわけではないと言うことのみを持ってこれらを否定すべきではないとは考えますが、キーワードとしてだけ取り上げて、中身は元の与党案からさしたる変化が無い場合が散見されます。
 法案の中身を精査して、しっかりと議論してまいります。
◆変わりゆく中国と日本
 過日、第14回長城計画で訪中した際、人民大会堂で小沢一郎代表と呉邦国全国人民代表大会常務委員会委員長との会見に同席しました。
 小沢代表から中国の総力を尽くし北朝鮮問題を解決するように強く要望したのを受け、呉委員長も丁寧に対応されていました。
 改めて外交の大切さと政治家同士の信頼関係構築の重要さを実感致しました。
◆日本の政治は何をなすべきか
 今回、三度目の訪中で特に印象的だったものは、ある中国高官が同国を米国や欧州に並ぶ世界有数の大国にしたいと短かくも熱く語った言葉です。中国の将来に思いを馳せ、その為の努力をいとわない姿勢には、感服すると共に、遠からず現実になるだろうと確信してしまう力強さを感じました。
 北京オリンピックに向け、急速に変化・発展する北京の街並みを目の当たりにしながら、日本の将来に対しての焦りも含んで、今の日本の政治のあり方に対して、心配せずにいられません。
 真の改革実現の為、引き続き政権交代を目指してまいります。
 ご一緒に世界に誇れる日本をつくるため頑張りましょう!

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