丸山則夫 駐アイルランド大使来所。

7日、丸山則夫 駐アイルランド大使が国会事務所にお越しくださいました。
2013年12月、エンダ・ケニー首相(当時の写真を国会事務所内に飾っています)の訪日に際し、日本・アイルランド友好議員連盟との懇談会を開催するなどしていましたが、丸山大使は当時、アイルランドを担当する外務省西欧課にて参事官を務められていました。
ブレグジット(英国のEU離脱)に関連しての北アイルランド議定書をめぐる情勢や、ロシアのウクライナ侵略により約500万人の人口に対してウクライナからの避難民を7万人受け入れている現在のアイルランドの状況などについてもお話伺うことができました。
IT企業立地などによる経済成長を見るアイルランドは、NATOには加盟せず軍事的には中立であっても、政治的には自国の立ち位置をしっかりと示す姿勢が表れていると感じます。
アイルランドとの間の租税条約が、古い内容にとどまっており、航空機リース料などへの課税が残ったままになっています。両国政府(外務省)でも、諸外国間で定められている租税条約内容に準じたものへと改めたいといった方針は持たれているものの、条約改正の“順番待ち”のような状態であり、こうした点も、ぜひ進めていきたいなど意見交換も行いました。
日本・アイルランド、両国関係の一層の進展に向け、大使のご活躍・ご奮闘を祈念申し上げます。

丸山大使と
事務所内に展示しているエンダ・ケニー首相(当時)との写真
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