3月1日、予算委員会第八分科会で川越市など地元に関係の深い課題について質問しました。質問は、1)ご当地ナンバーの実現と希望者の川越ナンバー取得について、2)入間川河川敷の利用促進による公園緑地拡大について、3)圏央道建設の経済効果と進行状況について―でした。
「希望者の川越ナンバー変更を可能にしたい」と国交大臣答弁
質疑では先ず本年10月より導入の決まった、いわゆるご当地ナンバープレートに関して、新車登録・変更登録だけでなく希望があれば途中からでもご当地ナンバーの取得は可能かどうか、北側国交大臣に質問し、大臣からは「新車購入時だけでなく、現在保有の自動車ナンバーを川越ナンバーに変更できるようにしたい」との答弁を得ました。
「地元とよく相談し河川敷の円滑な活用をすすめたい」と河川局長答弁
次に、団塊世代2007年問題が言われるなか、ソフトボール、野球、サッカー、テニスなどいろんなスポーツになれ親しんだ世代が地域で新しい生きがいを見つけていく時代となり、河川敷の有効利用がますます期待されているとして、入間川河川敷二カ所の有効利用について国交省に強く要望しました。
一カ所は入間川の雁見橋下流域の河川敷で川越市が借り上げスポーツ公園として利用されていますが、台風シーズンには浸水と土砂除去の復旧作業でグランドが長い間使えないとして、この流域の浚渫(しゅんせつ)を要望し、渡辺河川局長は、この流域の土砂堆積の状況を調査・検討中であり、検討結果を踏まえ対応していくと答えました。
他の一カ所は釘無橋から川越線の荒川橋梁区間の堤防補強工事で新たに河川敷となる区域について、公園緑地として利用できるよう配慮を要望しました。
渡辺河川局長は、堤防内内側の民有地の買収を進めていることを明らかにし、河川敷の活用が円滑に行われるよう関係の川越市、川島町とよく相談していきたいと前向きに応じました。
圏央道の早期完成を要求しました
さらに圏央道に関して、「平成7年に初めて県会議員になった時、平成12年には開通すると言われていた」として、建設の遅れを指摘しました。最近では八王子ジャンクションの完成で圏央道の川越方面から中央道が今秋連結すると予定とされていましたが、谷口道路局長は、「八王子城址トンネル工事の遅れで、本坑掘削を完了しなければ開通時期は言えない」と答えました。
首都圏三環状道路の完成による経済効果について改めて問い、谷口道路局長は1)渋滞解消と走行時間短縮で年間4兆円の効果、2)地球温暖化ガスである二酸化炭素は時速20キロから60キロ走行で約四割削減でき、250万トンの排出量削減、3)完成により拠点分散型の都市構造に再編可能――をあげました。
道路が完成しなければ、デメリット(損失)として考えなければならないことを指摘させていただき、また道路公団の民営化で道路行政は大きな転換点にあるとして北側国交大臣の決意をただしました。
北側国交大臣からは、「中央三環状道路は極めて優先順位が高いと考えており、しっかりと推進させていただきたい。圏央道と関越、中央道がつながるだけでも極めて経済効果は高く、できるだけ早くつながるようさせていただきたいと考えています」との答弁を得ました。
河川敷活用や 川越ナンバーに関して質疑 |