子育て支援フォーラム参加

こみやま泰子

6月5日、民主党埼玉県連 男女共同参画委員会(委員長・当麻よし子県会議員)主催の子育て支援セミナー「いま、子どもが危ない!」が川越福祉センターで開催されました。
 教育ジャーナリスト青木悦さんの講演の後、第二部のパネルディスカッションではコーディネーターを務めさせていただき約百五十人の来場者を交え子どもを取り巻く諸問題について議論を交わしました。
 第一部、青木悦さんは講演で、母親は理想の良い子像を描きまぼろしの子ども像を押し付けていないだろうか、母親は素敵な母親として振舞うあまり、子どもの負担になっていないだろうかと問題提起されました。
 青木さんは「父が旧軍人で母親は教師という家庭に生まれましたが、敗戦で酒に逃避した父から殴られ、どうやって死のうかと毎日考えていましたが、中学の先生から『よく頑張っているね』と初めて声をかけられ、自分を見てくれている人がいると実感」。青木さんは「この一声で死なずに今まで生きてこられました。子どもはいろんな人に育てられます」と自分の半生を振り返りながら語られました。
 セミナー開催直前、長崎県佐世保で小学六年生の殺人事件が起きましたが、青木さんは教師の皆さんも心の教育や命の大切さを教えるなどあらゆる努力をしているけれども、子どもが何を考えているか学ぶこと、子どもがつらい気持でいる時に思いやりの心で接することが大切だと述べられています。
 第二部のパネルディスカッションには青木さんと、民主党ネクストキャビネット(次の内閣)で子ども政策担当大臣の原口一博衆議院議員、離婚や母子家庭問題に取り組んでいる円より子参議院議員、参議院埼玉選挙区の立候補予定者で歯科医師の島田ちやこさんがパネリストとして登壇、様々な切り口から意見が交わされました。
 会場には前衆議院議員で参議院比例区候補予定者の家西さとるさんも立ち寄られ、多くの方が薬害などと隣り合わせに暮らしている現実に警鐘を鳴らす考えを訴えられました。

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