駐日デンマーク王国大使をお迎えして、第2回「立憲国際カフェ」

3月31日、第2回「立憲国際カフェ」、駐日デンマーク王国大使 ピーター・タクソ・イェンセン閣下をお迎えして開催。両国関係は、1867年江戸幕府による修好通商航海条約締結に始まり、海運、貿易活動等を通じて良好であり、多くの方に親しまれてきたレゴもデンマークの会社です。
大使からのお話のテーマは、「世界一幸福な国」デンマークの政策~社会福祉、環境エネルギー、デジタル化等について。デンマークは、国連電子政府ランキング2020第1位、1968年にCRP(社会保障)登録番号制度を開始、現在は多くの行政手続きを個人・法人ともにポータルサイトから行えます。
新型コロナ対策では、毎週の検査を政府が推奨するなど無症状希望者も検査を受けられ、結果やワクチン接種の通知もオンライン・メールで受け取れます。子育て支援、医療無料化(医療保険は1973年に税財源化)、ジェンダー平等雇用、2020年再エネ80%など日本が目指すべき政策を実現済です。
大使のお話で最も感銘を受けたのは「ヒュッゲな働き方」です。誰もが経済的自立をし易い同一価値労働同一賃金の実現(1968年)や、最低賃金110クローネ(約1,900円)で、自分の人生を豊かにするワークライフバランスを充実させる社会がつくられています。
夕方5時にはオフィスは誰もいなくなり、副業や、仕事以外の活動も盛んに行われているそうです。デンマーク王国での、こうした「ヒュッゲ」の考え方も参考にして、日本社会を変えていきたいと強く思いました。

大使ご講演
ヒュッゲな働き方
税制・社会保障比較
ジェンダー平等
医療制度
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