「令和」発表。新時代の地方議会を担う、統一地方選挙、前半戦終了。
統一地方選前半戦となった埼玉県議会議員選挙・さいたま市議会議員選挙で国民民主党公認候補は全員当選の結果を得ました。県議選西7区(川越市)でも現職山根ふみ子さんが、再選。
平成最後の月を迎えました。激動の昭和の後の「平成」は、東日本大震災など多くの自然災害が起こりましたが、日本は戦争のない時代でした。
来月5月からの新しい元号「令和」の時代は、平和で多様な価値観を包括する文化力により、世界の交流が深まる豊かな時代になることを願っています。
◆国交副大臣の「忖度」発言 、問題の根底
統一地方選挙のさなかに自民党の塚田国土交通副大臣(4/1当時)からとんでもない発言がありました。
北九州市での福岡県知事選関連の集会の場で“総理の地元と麻生副総理の地元でもある北九州の道路事業が止まっている。(中略)私、すごく物わかりいいんです。すぐ忖度します。そりゃ総理とか副総理がそんなこと言えません、でも私は忖度します。新年度予算で、(下関北九州道路について)国で直轄の調査計画に引き上げました。”などと発言。
発言が炎上すると、塚田副大臣は「事実と反する発言をしたので撤回」とした上で、辞任した。
《忖度発言の問題点》
以下の2点が疑惑の本質だと考える。
(1)事実と反しているのなら→虚偽の事実を述べて
でも、票を獲得しようとしたこと
(2)事実と反していなかったなら→忖度・利権誘導で
税金私物化している、今の与党自民党政治の姿
忖度で調査事業を国直轄にしたことが事実でなかったのなら、総理や官房長官、大臣との親密さを強調するとともに詐欺的な手法で投票行動を誘導しようとしたことになります。
逆に、忖度が事実であったら、政務三役与党議員などが地位を利用、行政を私物化した意識が与党議員にあることを示した発言と捉えられる。
人身一新するしか、政治改革の道はありません!
◆平成31年度予算等の特徴
一般会計総額は101兆4571億円。
7年連続で過去最大を更新し、当初段階で初めて100兆円を超えました。
19年度(平成31年度)予算は、現状10月に予定される消費税率10%への引き上げに伴う景気対策として、キャッシュレス決済向けポイント還元やプレミアム付き商品券などに計2兆280億円を計上。
防衛費は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備などを盛り込み、過去最大の計5兆2574億円に上ります。
幼児教育・保育の無償化などもあり、社会保障費も膨らんでいます。
後半国会では、幼児教育・保育を無償化する子ども・子育て支援法改正案や、親の体罰を禁止する児童虐待防止関連法改正案などが審議されます。
憲法改正に関しては、国民投票の利便性向上を図る国民投票法改正案の審議を改憲論議の契機としたいなど、与党の考えが垣間見えますが、明治時代への懐古主義、国家主義的な考えに流されている議員が多く見受けられる状況のもの、改憲広告の実施により、国民の判断がミスリードされる可能性が高いと懸念しています。
国民民主党は、公平な国民投票が出来るように、広告の一定規制など決める議員立法「国民投票法改正案」を提案しています。
様々な意図のある情報が氾濫しているからこそ、判断のために「主権者たる国民」の皆様には、広告の量やフェイクに惑わされないよう、しっかり考え、選択いただきたいと思います。
◆「みんな違って、みんないい」柔らかな共生社会をつくる
現在、国会開会中のところ、私は、動物愛護管理法改正・愛がん動物看護士法案・浄化槽法改正など、議員立法の成立に向けて党内・各党との調整に取り組んでいます。また夏の参議院議員選挙に向けて、2,000万人と言われる単身世帯、いわゆる「おひとりさま」に向けた政策作りにも取り組んでまいります。
新しい時代に入り、これまでの家庭のモデル世帯「夫婦二人子供二人」では、社会保障はじめとして各種施策が現実に合わなくなっています。新しい答えを作り出さなくてはなりません。
新しい家族像、多様性が確保され、誰もが互いに認め会える社会実現のため、「選択的夫婦別姓制度」「LGBT差別禁止法案」などの実現も目指したいと思います。
◆翔んで埼玉・渋沢栄一、埼玉快進撃!
魔夜峰央の人気漫画を実写映画化した『翔んで埼玉』は、埼玉ディスと埼玉愛そして埼玉県民の寛容さに触れる、壮大な茶番劇とも呼ばれています。2月22日公開、既に興行収入も31億円を超え、観客動員数245万人(4/9現在)。公開初週の都道府県別興収シェアでは、埼玉県が東京都をおさえて1位となるなど、記録的大ヒットとなっています。
また、埼玉県深谷市出身で、晩年は川越に住んでいた実業家、渋沢栄一氏が、2024年新紙幣の1万円札の顔に選ばれることが発表されました。ラグビーワールドカップでは熊谷も会場になります。
今年は埼玉県発展の年となる予感がしています。
安心して暮らせる埼玉県、日本をつくるため、これからも頑張ります!