24日、政府主催の天皇陛下御在位30年記念式典に参列いたしました。今上陛下の御言葉は心深く響き、また、記念演奏「歌声の響」は千住明氏のピアノ、千住真理子さんのバイオリン、そして三浦大知さんの優しい歌声で披露されました。
両陛下が1975年に初めての沖縄で名護市のハンセン病療養所を訪問したことがきっかけで生まれた歌で、「だんじょかれよし(地元の船頭歌)」など沖縄の言葉で作詞されています。ソプラノ歌手鮫島有美子さんの「おもひ子」も素晴らしく、どちらも、言葉が美しく、感動致しました。
記念演奏を聴きながら、政治に携わる者の理解力も問われていると思いました。効率や営利、損得と安易さが優先され、時間をかけて醸成される文化や歴史は政策に取り入れられない傾向を感じます。永く続く皇室があるからこそ、継承され守られる文化があることに感謝申し上げます。
国立劇場前にて | 平成15年の歌会始めでご披露された歌 |
記念演奏のプログラム | 招待状 |