宮内庁埼玉鴨場(越谷市内)

こみやま泰子

 8日、宮内庁鴨場(埼玉県越谷市)への御招待を賜りました。宮内庁鴨場を訪れるのは今回が初めてです。野生の鴨を無傷のまま捕獲する独特の技法は、江戸時代に将軍家や大名家に伝わっていたものを、明治以降、皇室が継承したものです。
 訓練したアヒルを使い鴨を猟者が潜む水路に誘導し、飛び立つ瞬間を網で捕獲します。捕獲した鴨は、国際鳥類標識調査に協力し、標識(足環)をつけて、全て放鳥します。鴨を傷つけず捕獲する技法に日本らしさを感じるなど、貴重な体験となりました。
 明治41年(1908年)に造られた鴨場は、建物など基本的に当時のまま、囲炉裏で暖をとり、古風な鷹匠の出で立ちなど、タイムスリップでもしたような感覚を覚えました。このような技術を次世代に繋ぐ皇室の存在、伝統を継ぎ保全維持することの大切さも考えさせられました。

絹糸で作られた叉手網(さであみ)
村上代議士、海江田代議士、古本代議士と
飛び立つ鴨を追って1
飛び立つ鴨を追って2
飛び立つ鴨を追って3
整列して捕獲ポイントに
亀井代議士と
外国からの賓客への説明文
鴨場規則
鷹匠の皆さまは明治時代からの出で立ち
鴨のはく製
放鳥前に
土屋代議士、古本代議士と
野生の鴨は標識をつけて放鳥
鴨場
周囲は竹林
囲炉裏のある部屋
囲炉裏
鴨場にて
鴨場訪問の最後は合鴨で

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