終戦の日を迎えて

こみやま泰子

 本日、73回目の終戦の日を迎えるにあたり、改めて先の大戦で尊い命を犠牲にされた全ての方々に謹んで哀悼の意を表します。
 昨年、カザフスタン共和国を訪問しシベリア抑留で亡くなられた日本人の墓参をいたしました。今日の日本の平和と繁栄は、戦争によって命を落とされた尊い犠牲の上に成り立っていることを実感しました。
 日本は今、時代の大きな岐路に立たされています。戦争を知らない世代が大半となり、戦後、日本が大切に育み、守り続けてきた「立憲主義」「平和主義」「民主主義」が脅かされようとしています。安倍政権は、民主主義の危機と言える強引かつ強権的な国会運営を行うなど、日本の未来に対する懸念を高めています。
 悲劇しかもたらさない戦争を正しく認識し、再び繰り返さないという国民の覚悟が重要です。その覚悟が政治を形作り、導きます。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、国際協調主義を掲げた日本国憲法を遵守し、国際社会の平和と安定に貢献する日本を国民の皆さまとともに目指します。
 改めて、戦争の惨禍で人々が再び苦しむことのないよう、戦争のない世の中の実現のため、全力を尽くしてまいりますこと、終戦の日に、かたくお誓い申し上げます。

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