水未来会議2018

こみやま泰子

27日、国連(世界水の日)記念・水未来会議2018が開催され出席、私も挨拶の機会をいただきました。会議ではとても興味深い論点が提示されていました。水に関わる環境と社会の課題解決には多様な主体の参画と相互の連携が不可欠です。
国内外の水問題は、途上国が主眼だったミレニアム開発目標MDG‘sと異なり、先進国も含めた全ての国が、包括的で相互に関連する17の目標達成にむけた「2030アジェンダ 国連持続可能開発目標(SDG’s)」がスタートしています。
課題解決の中心的エンジンとなる企業の役割を認識する上で、近年のESG投資(環境・社会・ガバナンス)は重要です。水はESGのうち、E(環境)に対して重要で、企業による水環境の改善と保全、渇水や洪水に対する備えは、その企業の総合評価向上に繋がります。
環境を経済と一体として考えることが、持続可能な社会を実現する鍵となります。以前、委員会質疑などを通じてグリーンインフラの提唱もしてきましたが、自然との共生が、豊かな社会の礎となり、その中心的な存在が「水」だと確信した出席となりました。

水未来会議2018
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