第54回世界無名戦士の墓 慰霊と平和の祈り

こみやま泰子

 3日、「第54回世界無名戦士の墓 慰霊と平和の祈り」に参列いたしました。越生町にある大観山世界無名戦士の墓、ここは昭和30年に作られています。264人の無名戦死者の墓として遺骨が納められ、さらに世界60余か国の251万人の戦死した兵士の英霊を安置しています。
 今年の夏には、旧ソ連の原爆実験場のあったカザフスタンで、日本兵士埋葬墓地への墓参をし、また、ベトナムでも戦争博物館へ訪問をする機会がありました。ひとたび戦争となれば国土・国民は傷つき、兵士は後遺症にさいなまれます。戦争に勝者はいないと思います。
 世界を見回せば、未だ紛争が絶えません。人心を対立へ煽るような言動や風潮も感じます。こうした中でも、二度と戦禍に見舞われることなく、世界が平和であるよう、努力せねばなりません。世界無名戦士の墓からは関東平野が一望出来ます。平和な風景を目にできる有難さを感じます。

無名戦士の墓にて
関東平野を一望
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