仏教懇話会懇談朝食会

こみやま泰子

 25日、仏教懇話会懇談朝食会に出席しました。全日本仏教会の石上智康理事長から仏教の真理について講話を拝聴させていただきました。仏道は、教えの言葉はシンプルですが、なかなか境地に達するのは難しい気がします。
 講話で、諸行無常、空、自然(じねん)、すべては縁起し変化していることが、世の実相、真実であるならば、常に精一杯努力精進し、縁起し・変化しているその時々の姿に執らわれない、逆らわない(得意にならない、驕らない、愚痴らない)様に生きるべきと説かれ印象に残りました。
 座席は麻布山善福寺の麻布御住職のお隣でした。善福寺には慶應義塾大学卒業まで毎年ご命日にお参りをしていましたので、福澤諭吉先生のお墓が常光寺から善福寺に戻られた経緯のお話しを興味深く伺いました。
 最後に親鸞聖人・高僧和讚の「五濁悪世の われらこそ 金剛の信心ばかりにて ながく生死を すてはてて 自然の浄土に いたるなれ」と「“何も心配も いらない” と親鸞聖人が教えていらっしゃる」と教えていただき、少しホッと致しました。
 毎回、この懇談朝食会をとても楽しみにしています。本日の講話から、現在の政局、国会の現状、社会の向かうべき姿など様々な思いと重なり、私には精一杯この道を歩む事が修行なのかもしれない、頑張ろうと気持ち新たにいたしました。

石上智康理事長より講話
石上智康理事長と
麻布山善福寺ご住職
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