映画『月光』の上映会

こみやま泰子

性犯罪厳罰化を閣議決定した3月7日、議員会館内で昨年、各地で上映された映画『月光』の上映会が開催されました。内容は社会の中で“無かったこと”とされやすい性虐待の問題に正面から向き合い、被害者と加害者、フラッシュバック、児童へのDVなどが具体的描写されています。
“魂の殺人”とも言われる性虐待だけでなく、家族崩壊や他人に無関心な社会、犯罪が連鎖する悪循環、これらが被害女性の立ち直る機会を奪っているという現実などが映し出されています。
上映終了後には、脚本・監督を手掛けられた小澤雅人さんと主演の佐藤乃莉さんから映画についてのお話し、またプロデューサーから今後の上映について説明もありました。
私の県議会議員時の初めての質問内容は、痴漢被害者が県警へ電話した際に女性警察官が対応出来るようにとの提案を行うものでした。あれから約20年経過し、政府は“女性の活躍”と連呼しますが、先ずは自己を守るため声をあげられる社会にしたいとの思いを強くした上映会でした。

【映画『月光』公式ホームページ】
http://gekko-movie.com
※2017年4月20日(木)、池袋・新文芸坐にて上映されます。

【埼玉県性暴力等犯罪被害専用相談電話】
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0311/hanzaihigaisya/irishotline.html

映画パンフレット
上映後のトーク
終了後に
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