大阪・泉南アスベスト国賠訴訟最高裁勝利と全面解決をめざす10.2院内集会

こみやま泰子

 大阪・泉南アスベスト国賠訴訟の原告団・弁護団の皆様からの報告をお聞きし、意見交換させていただいた後、大阪・泉南アスベスト国賠訴訟最高裁勝利と全面解決をめざす10.2院内集会に出席いたしました。
 埼玉県内では、あまり馴染みのないアスベスト問題ですが、戦前は戦闘機や軍艦などの軍需産業に、また、戦後も自動車や造船など高度成長期の基幹産業を下支えしたのが石綿紡織品です。
 大阪泉南地区は約100年にわたり全国シェアの8割程を占める石綿紡織業の集積地でした。
 1940年には、当時の内務省保険院により調査報告書も作成されており、国は戦前・戦中から泉南地区石綿被害を把握していました。
 1958年に職業病として石綿肺を問題視して新聞報道もされています。
 国は健康被害が有ることを知っていたにも関わらず、経済優先でマスク着用喚起も使用禁止措置を行わなかったことは明らかだと思います。
 この泉南アスベスト訴訟で責任が認められれば、国はその他の建設アスベストなどについても、相当額の賠償金などを支払うことこ繋がると恐れているように見えます。
 現在、提訴している被害者59名の内、14名の方がすでにお亡くなりになられました。
 最高裁判決まで、一週間と迫っています。
 被害にあわれた皆様が安心して暮らせる結果に繋がるよう、超党派議員で政治的解決を目指す要請も含め活動して参ります。

院内集会で挨拶
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