被爆69周年 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席

こみやま泰子

 8月9日午前11時02分 長崎原爆投下から69年目のこの日「被爆69周年 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に生活の党を代表して出席し、献花をさせて頂きました。
 世界で唯一の被爆者合唱団の皆さんによる「もう二度と(寺井一通作詞作曲)」から式典は始まりました。
 被爆者代表の城臺美彌子さんの「平和の誓い」は、6歳の時に見た原爆投下後の長崎の惨状、目に見えない放射線の恐ろしさを語られ、とても心に響く平和への誓いでした。
 田上長崎市長の長崎平和宣言で紹介された、高校生たちが自ら核兵器について考え、議論する新しい活動は100万筆を越える核兵器廃絶署名は世界へと広がっています。彼らの合い言葉「ビリョク だけど ムリョク じゃない」は次世代を担う高校生たちの活動の手応えを表しているような気がしました。一人では出来なくても、平和への同じ思いを束ね、過去の過ちを繰り返させないため、国民の平穏な生活を守るために、権力の暴走を止めさせなくてはなりません。
 埼玉県内にも被爆健康手帳を保有する方がいまも2000人いらっしゃいます。原爆の人体への影響が続いている事を熟知している方々の誓いや宣言には、福島第一原発事故の被害者への思いと心配が込められており、印象的です。
 台風11号が近づき、開催が危ぶまれましたが、雨も降ることなく、無事に執り行われたことに安堵したと共に、今日の平和祈念式典の思いが世界中に伝わることを切に願っています。

会場前にて
党代表として献花
合唱団の皆さん
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