水循環基本法成立後、最初の「水の日」を迎えた1日、法成立に向けて取り組んできた水制度改革議員連盟の総会が開かれ、さらに、議連のもとに設置されることとなった「水循環基本法フォローアップ委員会」の第一回会合が開催されました。
議連の代表、共同代表など連名による声明「水循環基本法の成立に当たって」も出し、今後のフォローアップにかける決意を表明しています。
議連総会にて | 第1回フォローアップ委員会 |
私たちが提案して参りました水循環基本法は、先の通常国会において衆参両院とも全会一致で可決成立し、4月2日公布、7月1日施行されました。
水循環基本法の前文に書かれていますように、水は生命の源であり、絶えず循環しながら多様な生態系に恩恵を与え続けて来ました。また、人の生活に潤いを与え、産業や文化の発展に重要な役割を果たして来ました。ところが、戦後60数年間に定着した縦割りの水制度と行政は、このような健全な水循環を損ない、様々な悪影響が顕著になっております。
水循環基本法は、この現状に鑑み、健全な水循環を維持し、または回復させ、私たちの共有の財産である水の恵沢を将来に亘り享受できるように制定されました。私たちは、水循環基本法の制定を機に国民の立場からわが国の縦割りの水制度と行政を基本法の理念に沿って抜本的に改革することによって国民の生命と財産を守り、安心・安全かつ安定して暮らせる国土を再構築し、さらに国内の水制度改革と併せてグローバルな水循環系の健全化を目指したいと考えます。この目的のために、私たちは水循環基本法が立法の趣旨に沿って運用されるように国民の立場からフォローアップして参ります。
私たちは、将来の世代の人たちに「生命の水と豊かな国土」を継承するために立法府に身を置く政治家として水制度改革をさらに推進することをお誓いし、ここに声明いたします。
水制度改革議員連盟
代 表 衆議院議員 石原伸晃
代表代行 衆議院議員 竹本直一
共同代表 衆議院議員 斉藤哲夫
共同代表 参議院議員 前田武志
共同代表 衆議院議員 松野頼久
共同代表 衆議院議員 柿沢未途
共同代表 衆議院議員 松沢成文
共同代表 衆議院議員 小宮山泰子
共同代表 衆議院議員 穀田恵二
事務局長 衆議院議員 中川俊直