小沢一郎政治塾夏期集中講義も最終日になりました。小沢一郎塾長による講義は安倍政権の危うさ・反時代性など述べて進められています。
国際社会の歴史、安倍内閣の政治姿勢、米国の日本対応の歴史的事実など、経験も交えての情勢分析は、何時聞いても勉強になります。
配付資料を見ながら感じたのは、安倍内閣の社会経済政策は、80年代以降の先進工業国に見られる格差拡大、雇用・社会保障などセーフティーネット否定のスタートラインに在るといえます。経済優先だけでは、これまで日本が築いた信頼関係も揺らぐのではないでしょうか。
人材・人手不足を扱ったテレビ番組内でも述べられていましたが、ヒトを労働力だけで捉え、モノ扱いする国は、その国自体が選ばれなくなる、衰退へと向かうと考えます。
富める者の為の政治、国家のための国民、格差拡大で支える社会の構築、こうした方向に舵をきり、世界の流れと相容れない政治を進める安倍内閣による自民党政権では、早晩通用しなくなります。
私は、自立した国家として、国民主権を守り、国際平和・国際協力が出来る日本で在り続けるために、全力で務め、取り組んでいきたいと思います。
【参考】
・非正規雇用比率の推移(総務省「労働力調査」)
平成 2年(1990):20.2%
平成25年(2013):36.7%
・子供の貧困率の推移(厚労省「国民生活基礎調査」)
昭和60年(1995):10.9%
平成24年(2012):16.3%
小沢塾長の講演 |