全日本仏教会仏教懇話会朝食会

こみやま泰子

 全日本仏教会仏教懇話会の朝食会に本年も出席させていただきました。
 全日本仏教会第30期会長の天台座主 半田孝淳(はんだ こうじゅん)猊下の講話など、大変有り難い時間をいただきました。
 会がひと段落してから、出席されている皆様のお話を伺いました。
 海外でのマラソン大会を開催に取り組まれていることなど、仏教界が宗教・宗派を超えて活動されていること、また、東日本大震災での被災されてた寺院復興への道のりについての思いなど、大変参考になるお話を伺うことが出来ました。
 記念に頂いた扇子には、半田座主の揮毫で「忘己利他」とありました。
 説明文には、「「己を忘れて他を利するは 慈悲の極みなり」という弘仁九年(818年)に伝教大師が奉呈し、大乗戒壇建立の勅裁を仰いだ『山家学生式』からの一句であります。この『山家学生式』には、国法的人材の養成を目指された伝教大師の理想と教育方法が示されております。慈悲の精神に則り、、自分より他人を優先する利他の実践こそが、無縁社会にあっていま求められております。」とありました。
 英訳も記されており、時代を感じました。
 ちなみに英訳は、『忘己利他 慈悲之極』 Forgetting self and benefitting others is the ultimate from of compassion.です。
 また曹洞宗の河村住職様より、海外の宗教家の方から「日本には家庭にCHURCH、教会がある」と言われたご経験を教えてくださり、日本人と仏教との日々のつながりを改めて認識し、嬉しく思いました。

天台座主、半田孝淳様
半田会長、宮林昭彦副会長(浄土宗)と。(民主党海江田代表に撮っていただきました。)
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