【泰子リポート 2014年1月6日版】

こみやま泰子

 2014年は穏やかな天候でスタートしました。
 今年も私は母とともに川越氷川神社での初詣から始まりました。2020年東京オリンピックでは、ゴルフ競技が川越で開催されます。様々な準備等も本格化し、私も動き始めました。
 皆様にとり、充実した一年になるよう願っています。本年も国民の生活が第一の基本理念のもと頑張ります!

◆アベノミクスの検証が必須です

 2013年、安倍内閣の出口戦略なき金融緩和により株価上昇と円安が進みました。一部の大手企業では業績が上がるなどの影響がでている一方、円安等の影響は生活必需品の価格上昇を起こしています。
 TPP推進を含め、現在の安倍自民党は日本経済の成長戦略に対してグローバル企業を前提として政府支援先とする傾向が見られます。これは、国内事業者の99%を占める中小零細企業により支えられている日本経済の実態に合致していません。

◆グリーンインフラへの転換

 真の景気回復に向け、アベノミクスの手法と効果の検証をしなくては、更なる利権関係者への税金ばら蒔きで、日本の借金が増えるだけになりかねません。
 昨年、私は衆議院環境委員会で“これからはグリーンインフラの普及推進”を、と提案しました。東日本大震災、福島第一原発事故以降も、自然災害が続いています。世界中で様々な変革が進行する中、改めて求めるべき日本の国益について意識を向けていかねばなりません。

◆歴史から学ぶ謙虚さを持つ2014年に

 昨年12月の特定秘密保護法の強硬採決、安倍総理靖国神社参拝などに対して、世界のジャーナリストや米国を含む各国政府などからの非難声明があげられました。
 中国・韓国などの近隣諸国からの反応は、安部総理も予測していた節が見えます。
 しかし日米安保のもと強い結びつきを持つはずの米国からも、一連の安倍総理の決断に“disappointed”と表明されるに至り、“政府内に動揺が”との報道も見受けられました。
 約一年前を振り返り、総選挙時の自民党スローガン「日本を取り戻す」とは一体、日本の“何”を意味していたのでしょうか?

◆自然との共生が日本文化の素晴らしさ

 元旦に母の作った出汁の利いた雑煮を頂きました。
 昨年、無形文化遺産に“和食”が指定されるという嬉しいニュースが届いています。
 和食に限らず衣食住・日本文化は世界から注目をされていますが、近年、日本人は簡単・便利・安価といった価値観を選択し、本来の日本文化のあり方から急速に解離していきました。
 サブカルチャーPR関連には予算をつけつつ、能狂言や歌舞伎を鑑賞した経験のない国会議員もいる今の時代だからこそ、四季折々の豊かな日本の素晴らしさの本質を再認識できる年にしていきたいと思います。

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