基礎自治体と力を合わせて国民の命を守る議員連盟緊急総会

こみやま泰子

 私が副会長を務めさせて頂いている“基礎自治体と力を合わせて国民の命を守る議員連盟”(会長小泉俊明衆議院議員)の緊急総会が開催され、以下の緊急決議を行ないました。

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  緊急決議

 当議連は、地域主権戦略会議の進める国の出先機関の原則廃止等に対して、住民の命を最前線で守っている基礎自治体の声に真筆に耳を傾け、拙速に進めることなきよう、決議、申し入れ等をおこなってきたところです。
 そもそも民主党の地域主権改革の主役は、基礎自治体です。
 また、東日本大震災からは、緊急時においては、国と基礎自治体が双壁となって対応する重要性を学んだところです。
 しかしながら、当議連の意見や市町村長の意見、ひいては与党の地域主権調査会の議論を無視したまま、独善的な進め方により法案が閣議決定されようとしています。
 このような動きを懸念する有志の市町村長は「地方を守る会」を立ち上げ、その会員数は500名を超え、その数は現在も増え続けています。
 反対決議等を行った市町村長も加えると700名を超える市町村長が拙速に進めることなく慎重に議論することを求めています。
 このように多くの基礎自治体が反対する中において、我々との議論を拒んだまま、国民の生命・財産を守る国の責務を放棄し、国の災害対応能力を弱体化させるような法案が閣議決定されることについては、断じてこれを認めることはできません。
 よって以下を政府に強く求め、これを決議します。

- 現在の法案を拙速に閣議決定するというスケジュールを直ちに見直すこと
- 地域主権調査会や我々の意見、さらには基礎自治体の意見に真筆に耳を傾け、これを踏まえること
- 民主党が描く真の地域主権の実現を図ること

基礎自治体と力を合わせて国民の命を守る議員連盟

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