【プレス民主 号外 2011年9月12日版】

こみやま泰子

 新たに野田佳彦さんが総理大臣に就任いたしました。
 私は、先日閉会した通常国会まで本会議場で「議長ぉ~」と声を上げ動議発声する議事進行係を行ってまいりましたが、昨年9月以来約一年間やり遂げて、新内閣発足と同時に交代することとなりました。
 今後は、被災地復興と、今まで準備してきた下水道法改正や老朽化マンション建て替え促進など地域活性化へ繋がる政策実現に向けて気持ち新たに取り組んで参ります。

◆同時多発テロから10年

 9.11同時多発テロ発生から10年が経ちました。あの衝撃は今も脳裏に焼き付いています。
 この10年世界には大きな変化が生じています。
 インターネット利用の普及、特にソーシャルネットサービスなどにより、独裁的政治体制が続いていた国家などにも「アラブの春」に代表されるように、市民による変革がもたらされました。
 ますますグローバル化する世界の中で経済面や政治的力において、力をつけ台頭してくる国もあります。
 同時多発テロを契機に、テロ組織の掃討作戦が重ねられてきましたが、単に武力によるのではテロの脅威は無くならならず、むしろ深刻化していると感じます。テロ発生の根本的原因ともなる貧困対策に真正面から立ち向かう時期にあると思います。

◆東日本大震災から半年。復興に向けての第三次補正予算案

 3月、1万5千人を超える命が失われ、未だに4千人以上の行方不明者を出している東日本大震災による未曾有の被害が発生。
 またつい先日も台風12号の豪雨災害が起きるなど、極めて大きな自然災害が続いています。お悔やみとお見舞いを申しあげます。
 さて10月半ばには三次補正予算案が政府から提示されます。いま民主党内でも各分野毎に復興に向けての意見を集約しています。

◆国交委員会理事、海賊テロ対策特別委員会理事に内定

 内閣も新しくなりましたが、この時期、衆議院の各委員会構成も入れ替えがあります。
 私は国土交通委員会理事(再任)と海賊・テロ対策特別委員会の理事となる予定です。(次期臨時国会開会の後、正式決定となります。)
 海賊・テロ対策特別委員会は、同時多発テロからの流れやアデン湾周辺での海賊対策など、これまでの経緯があり設置されています。
 日本政府や各国の努力が実を結んで、委員会の設置が不要となる平和な時を早く迎えられるように願っています。

◆なでしこオリンピックへ!希望をありがとう!

 日本女子サッカーがいま熱い注目を集めています!
 しかしながら彼女達のおかれている環境は男子サッカーのJリーグと比較して経済的にも、また練習環境も程遠く、まだまだ厳しいのが現実です。
 だからこそ結果を出し続けなくてはならないプレッシャーが選手達に見えるし、最後まで諦めないハングリーさが、私たちに感動を与えくれます。
 女子サッカーだけでなく、女子ソフトボール、バレーボール、バスケット、パラリンピックの選手などなど、日本は真にスポーツに打ち込める環境が十分でなく、いずれも厳しいのが現実です。
 先の通常国会では一部のプロスポーツと限らず、生涯スポーツなども含めて幅広く振興をはかるスポーツ基本法が成立しました。
 震災や災害で、スポーツを継続出来ない子ども達や社会人にも、生き甲斐を見つけ、スポーツを楽しむ環境を早く整えるよう政府にも提言していきたいと思います!
 改めて夢への気づきと勇気をくれたなでしこ達に感謝とエールを送ります。

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