【プレス民主 号外 2010年8月25日版】

こみやま泰子

 菅内閣になり初めての臨時国会が閉会し、広島での原爆平和祈念式典に初めて国連藩事務局長、米国や英仏代表の参列、世界各地でのテロ、日韓併合100年総理談話、円高、異常気象…この夏は、歴史を振り返りつつも未来に思いも馳せ、世界平和と日本が本来大切にした自然との共生と技術力に誇りを持ち、変わらず発展する日本を守るために「変わらなければ」と痛感する夏でした。

◆いまこそ天下国家を語ろう!

 初夏の頃は景気が動き出す胎動が感じられましたが、円高・異常気象など世界規模での不安定化の心配が日本にも及んでいます。
 前号にも書きましたが、いま民主党政権は景気対策に全力を尽くすべきです。
 私も昨年まとめた民主党住宅政策について関係する同僚議員とより具体的な提案とすべく煮詰める作業をしています。自民党政権下で許認可をたてに形成された官製ビジネスからの脱却による、経済活力を築きあげたいと思います。

◆政権政党のダイナミズムは予算編成

 8月は概算要求など来年度に向けて準備・議論を深めるべき重要な時期です。
 政権与党の一員としてこうした議論に参加したりチェックを行うなど忙しくなることを覚悟していました。
 現状、外交も景気回復にむけた動きも積極性が充分には感じられません。代表選に向けて一年生議員と会うより、例えば日銀や日本国内企業の97%を占める中小・個人企業など最前線の方からのヒアリングに精を出された方が国家のリーダーとして頼もしさを感じれるのではないかと思います。
 国民は民主党のグループや一年生争奪戦には辟易していて、民主党代表選では「天下国家を語る」ことを望んでいると認識しています。
 私は住宅政策・障がい者政策、各団体のヒヤリングなど議員として出来ることを地道に行ってまいります。

◆このままでは日本が危ない。

 このタイトルは野党時代の民主党岩手県連が小泉内閣時代に作製したポスターのキャッチコピーです。
 実際に当時、日本は経済発展著しい東アジア諸国やBRICsの台頭を受けて、地方と弱者切り捨ての政策への舵取りが行われました。
 各世論調査に一喜一憂して「人気者」を選ぶのでなく、危機的な日本の現状と行財政改革を「決断できる総理・内閣」が必要です。

◆生活を守るために、変わらなくてはならない!

 地方に予算を確実に渡さなければ、更に地方財政の厳しさがますのは容易に推測出来ます。
 ねじれ国会の現実の中で、このままでは来年度予算案や関連法案の国会成立は困難となることが予想されます。
 野党の常套手段として「解散と引き換えに予算案成立」という交渉が行われることがあります。
 現状、このシナリオにまっしぐらと多くの方が危惧しています。
 それは600億円以上国費をつかう解散総選挙による国政の政治空白期間が地方行政・議会に及ぼす影響になんら良い点がないからです。
 いま民主党は政権政党として一丸となり、仮に現状評判が良くないものであっても未来の繁栄のために考えた政策を愚直に実行する決意が必要です。

◆100歳以上の所在不明者続出

 大阪市の最高齢127歳の男性が実は40年以上前に亡くなられていたのが明らかになるなど、全国でご高齢の方について所在確認が出来ない事例が多数でています。
 やるせない気持ちになるとともに、現実の日本社会の歪みを感じます。
 早急な現状把握を行うとともに年金制度改革など含めた対応をし、誰もが人生の最期をきちんと閉じられる社会となるように努めてまいります。

◆日本外交におもう

 昨年から外務委員会に所属していて、金元工作員の訪日、日韓併合100年総理談話、普天間問題、アフガニスタン、レアメタルなと資源外交、ハイチなど災害支援、観光立国などなど「世界の中の日本」を考え改めて政策の見直しをしています。
 今後も「安心して暮らせる毎日」のために頑張ります。

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