【プレス民主 号外 2010年4月26日版】

こみやま泰子

 そろそろGWも間近となった、4月の都心に41年振りの降雪。アイスランドの火山噴火の影響なども含めて、今後の心配は尽きません。
 先日、外務委員会で災害支援外交について質問もしましたが、世界中でパラダイムシフトがおこり、先の見えない時代に入ったとの感触があります。
 こんな時だからこそ「ピンチをチャンスに」との言葉を実感する毎日です。

◆事業仕分けスタート

 昨年秋以降、新政権で実施している事業仕分けの一番の成果は「税金を使う側の意識改革」です。この点があまり語られないのは残念に感じています。
 自民党政権下で「社会に役に立つ事業に税金を使うのは当たり前」「こんなに頑張っているのだから、高額報酬も当たり前、何も悪いことはしてないのに、なぜ批判されるのかわからない。」といった意識が助長され半ば麻痺していたとも言える感覚から「血税を使わせていただくのだから、合理的な説明が出来る事業を行う。」意識への改革が必要です。
 夏には始まる来年度予算編成作業を前にした、この時期に事業仕分けを行うことは、意義深いタイミングといえます。

◆市民マニフェスト川越2009フォローアップミーティング

 昨年、川越市長選挙の前に川越の将来を考える会が作り上げた「川越市民マニフェスト」の検証をするフォローアップミーティングに参加しました。
 川合市長からもこの一年間の成果と今後の課題を説明。このような検証は、新しい市民活動の流れになると確信しています。また現在、民主党において、昨年のマニフェストの見直し作業を進めていますが、税収増減や災害など想定外の事象に、しっかりと対応していくためにも常にマニフェストの検証が必要だと感じます。

◆ゲートボールと国会の共通点

 ゲートボール審判員の資格を取り十年近く経ちます。最近、国会運営とゲートボールの試合に共通点を感じるようになりました。
 まずは第1ゲートを通過しないと試合に参加出来ないのは、当選し議員になって初めて審議出来る点に通じます。また第2ゲートを一回の打撃で通過して得点しようとしても、対戦チームの球に当てることを優先したり、同じチームの球が邪魔だったり、様々な現実の前で参加料チームメンバーの一打毎に作戦の変更が必要となるなど、似た面が見られます。
 競技者の多数が高齢者ですが、中高生時代に、個人の技術知識とチームプレーの意義を楽しく学ぶスポーツとして体験してほしいなと思いました。

◆いまこそ厳谷に松を栽う(がんこくにまつをうう)時です!

 最近、鳩山内閣閣僚のインタビューを観ていると、石の上にも三年(冷たい石でも、その上に三年間座り続ければ温かくなる例え)などの格言を、思い出されます。
 生前、父小宮山重四郎が総決起大会で「生きることはみんな同じく苦しい、しかし苦しくとも一歩でも前に進む、私は、そうありたい」と訴えた演説は、今の民主党にも当てはまります。
 自民党政権のもと60年もの時間を掛けて築き上あげられてきた日本の官僚主導の政治を変えるのは、誰にとっても初めての経験であり、暗中模索であり、かつ前人未到の領域にいます。地域主権と自立した国家日本の到達すべき将来の光はわかっていても、現在足元が暗く不安もあります。
 厳しい環境にあっても、苗木を植えなければ、森にはなりません。(巌谷松栽は私の座右の銘です)

◆国会改革は地味だけど、着実に進んでいます!

 野党時代は自民党政権を通し「間接的」だった高級官僚との戦いは、「直接対決」となりました。官僚の真っ只中にいる大臣たち「政務三役」を国会や政党側から、時には悪役に見られたとしても、力強く変えていく為の援護射撃をしなくてはなりません。法律案に紛れ込んだ「余分な法文」のチェックなど、国会本来の役割がまさに発揮され始めています。
 一部マスコミからはバラバラではないかと揶揄される民主党ですが、私の実感は違います。しっかりと一丸となって動いています。私たちは苦しくとも進むしかないと腹を据えています。
 今、私たちとともに活動して頂ける党員・サポーターを募集しています。詳しくは、小宮山事務所までお問合せ下さい。

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