【プレス民主 号外 2009年10月27日版】

こみやま泰子

 360年の歴史ある川越まつりも賑やかに終了し、間もなく菊まつり。朝晩、寒暖の差を感じる季節になりました。

◆第173回臨時国会始まる!

 鳩山総理の52分に及ぶ所信表明演説は行財政改革で日本を変えるとの固い決意が感じられました。
 特別国会からの1ヶ月、大臣を始め政務三役は寝る間もないほど、ムダ遣いや緊急性の乏しい予算案削減などに取り組み、試行錯誤の中、総選挙で国民の皆様にお約束したマニフェスト実現に向け奔走しています。政治主導の政策形成・予算作成にかわり、政権交代の意義が認められ、「政治」は「誰がやっても同じ」と見られかねない時代から脱却していくのを実感しています。
 次は国会改革です!

◆行政も国会も改革だ!

 さて私が今国会から担うのは、衆議院外務委員会の与党筆頭理事と、民主党国会対策副委員長です。
 この2つの役職に共通するのは、委員会等の国会運営における作戦司令部的役割があるということ。
 鳩山由紀夫内閣が行政側の大改革をしているのと同時期に、国会も更に審議が深まり、機能も高くなるように改革をしていきます。
 国民が選んだ議員が、キチンと予算と法案等の精査をしてこそ「国民の生活が第一。」が守れます。大臣、副大臣、政務官という政務三役に対し地味な役割に映るかもしれませんが、大切な仕事として精一杯頑張ってまいります。

◆政権交代の言葉と現実の重み

 先週、全国各地で市長選が行われました。他地域の選挙応援に行くと“チェンジ!”や“政権交代!”のフレーズが溢れていました。
 実はこれを複雑な思いでみています。国の政権交代が実現され変わりつつあるなかで、地方自治体は古い制度と新しい制度の狭間で難しい舵取りが課せられる「地域主権への移行期」にあります。
 これからの国と地方自治体、国会議員と首長は、不要な省令など改善を求めたり、議論を戦わせられる対等な新しい関係を創っていくことになります。

◆陳腐な陳情政治…

 与党になり、各種団体や地方自治体から陳情を受けたり、各省庁へ陳情団の随行などさせていただく事があります。
 関係省庁の大臣・副大臣・政務官・関係部局等、何ヶ所も同じ陳情書を作成し配布して回ります。
 自民党政権下で、何十年と「陳情政治」が作り上げられてきたことを痛感するとともに、その非効率性を改めたいと感じます。

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