【プレス民主 号外 2009年6月21日版】

こみやま泰子

 政令市の名古屋・さいたまに続き千葉市長選挙も民主党が推す候補が勝利しました。この結果から、永田町とりわけ与党・自民党からキリキリした雰囲気が伝わってきます。都合悪くなると選挙向けとしてまた自民党は、総理総裁を引きずり降ろそうとする動きが出てきます。この四年間で5人目となる総理総裁などいりません!

◆ETC割引1000円の為に5000億円の血税

 小泉内閣以降、国民負担は12兆円増加しています。医療費3割負担、酒・タバコ増税、配偶者特別控除・老齢加算・母子加算廃止などなど…ETC車による高速料金割引やエコポイントにも巨額の税金が使われる事も要注意です。
 補正予算15兆円にはマンガの殿堂や天下り法人や使い道は官僚任せになる46基金に4兆円…緊急性に疑問のあるものや、景気浮揚策として期待できない内容のまま、日本の借金を増加するバラマキ予算しか作れない政府の無責任さだけはハッキリ見えます。
 日本の予算編成を国民生活を守る内容に変えたい!そのスタートとして政権交代を実現させたいと切実に思います。

◆厚生労働省局長の逮捕

 永田町では様々なことが起きます。鳩山前総務大臣が西川社長のクビを守る麻生総理から事実上の罷免で辞職。
 また、現職の厚労省局長が逮捕されました。この件に関連して、何故「障害者自立支援法対策」で野党議員が関わるとされるのか…不思議です。
 民主党は障がい者にもその家族にも負担を強いるこの障害者自立支援法に一貫して反対しています。

◆可決するのは多数の自民党に権限有り

 報道されるのは「捜査関係者による」とした情報源のようですが、法案可決に郵政解散前も民主党は少数だし、厚生労働委員長も委員数も自民党・公明党で多数を占めていたから、「採決する」と与党が決断したら、可能だったはずです。障害者自立支援法を審議する委員会室に私も行きましたが、席が足りないほど多数の傍聴者に対して、自民党の委員席がガラガラだった事からも、当時あまり自民党議員には興味のない法案だったのだろうと思います。

◆障がい者政策はセーフティーネット

 障がいは先天性だけでなく、病気や事故など、誰でも突然当事者になる可能性があります。だからこそ私は、障がい者政策に力を入れています。
 現在、民主党は郵政民営化法案と同日に強行採決された障害者自立支援法を抜本的に改めるための準備をしています。
 いま永田町に流れるのは、厚労省局長逮捕の件は与党の議員案件というのが真相なのではないかとの噂です。この事件で障がい者政策推進に支障が生じる事が生じかねないと懸念しています。経緯を注視していこうと思います。

◆国民の生活を守る政治

 選挙に勝つのが目的でパフォーマンスの小泉、親の悲願達成が目的の安倍・福田、総理になることが目的の道楽麻生。
 日本には厳しい現実があります。生活保護受給者の2人に一人は60歳以上となっている。行き過ぎた規制緩和により様々な業種が過当競争の嵐の中にある。派遣切りから若年層の正規雇用率の低迷が明らかになった。リーマンショックで最も景気下落した日本。更に掛け声は勇ましいが解決しない消えた年金問題、天下り優先の予算など、現政権では、明るい未来は想像することが難しい。
 ならば明るい未来は自分たちで創るしかない!
 年金・医療・期子育てや景気対策など生活を守るために、一緒に日本を変えましょう!

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