国土交通委員会質問

こみやま泰子

 3月25日、国土交通委員会にて、「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律等の一部を改正する法律案」の審議が行われ、質問に立ちました。
 先ず、昨年11月12日の国土交通委員会にて、高速道路料金の割引についてバスを対象とするべきではないかと質し、金子国土交通大臣よりその考えに賛成であるので、事務方に検討させる、との答弁を得ていましたが、今般の割引に観光バスが含まれることとなった経緯の確認を行いました。
 次に、ETCの助成が実施されることになった経緯の確認をするとともに、国土交通省からの要請に対して100万台、57億円規模の助成が容易に引き受けられている点についての疑問を呈させていただきました。また、ETC機器が設置され、普及が進むことで多額の手数料が更に別の天下り財団の収入となる仕組みも明らかになっており、なぜ公益法人に資産が積みあがっていく仕組みがあるのか、天下り先の存続ということも目的化しているのではないかとの疑問についても述べさせていただきました。
 さらに、道路構造令の弾力的運用について、本年度道路関係予算の重点としてもあげられているが、具体的にはどのような取り組みを行おうとしているのか、新設される地域活力基盤創造交付金を活用して地域が自ら考えて使っていくという機会となっていくのか、質問しました。金子大臣からは、従来から柔軟な規定となっていたが(なかなか使われていない)、しかし使い勝手の良い地域活力基盤創造交付金の創設を機会に、構造令の柔軟な規定について周知徹底していき、地域の創意工夫を生かした道路整備ができるようにしていきたいと前向きな答弁が得られました。
 また、新交付金導入に際してのスケジュールについて、地方自治体が混乱しないように、早急に制度の詰めや、交付手続きの決定を行うことが必要であることを指摘しました。

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