【プレス民主 号外 2009年2月16日版】

こみやま泰子

 衆議院予算委員会での論戦が繰り広げられる中、麻生総理総裁を筆頭に笑ってしまうのを通り越して呆れる発言が続いています。
 政権交代を実現し、政治の流れを変えるしか打開策はないと確信した一週間でした。

◆米国クリントン国務長官と小沢代表会談の意義

 オバマ大統領就任後初めて、クリントン国務長官が訪日します。
 当初、小沢一郎代表との会談は日程があわず厳しいと報道されましたが、調整の結果、日本滞在の最終日程で会談が決定しました。
 注目すべきは「野党の代表と米国国務長官が会談する」点です。これまでであれば、考えられなかった米国の対応です。私たち民主党はオバマ氏が次期大統領に有力視されていた昨年の早い時期から同氏周辺に対しアプローチと情報収集をしてきました。
 日本の政界も政権交代を実現する最大のチャンスとなる「衆院総選挙」が必ず行われます。しっかりと、着実にひたむきに活動を重ねていきます。

◆民主党と日米関係

 様々に評される小沢一郎代表ですが、小沢代表には米国には人脈がないような報道もしばしば目にします。
 ところが、長年に渡る米国との草の根交流や、かつて自民党幹事長時代から深められた米国人脈がある事は、あまり語られていません。
 先日開催された小沢一郎政治塾での講演では小沢代表本人が培ってきた関係の深さを熱く語っています。
 「人脈がない」と報じることで不安を持たせたる意図もあるのかな…などと、情報の裏側を読んで頂ければと思います。

◆息子の選挙には熱心とのウワサ…

 先週、小泉代議士の麻生総理に対して「笑っちゃう」発言がワイドショーを賑やかせていました。
 引退宣言し御子息の為か最近は頻繁に選挙区入りをしていると言われる小泉代議士の発言に対して、永田町では冷ややかな見方も聞かれますが、どのように反応すべきか浮き足立った姿がみられる議員も、いわゆる小泉チルドレン議員の方々の中に見受けられます。
 政局の流動的要因の一つになるかもしれません。
 「政治は生活を守る為にある」のだから、誰かが何か発言したからといって右往左往せず、しっかりと目的に向かい歩める議員でありたいとの思いを強くしました。

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