【プレス民主 号外 2009年1月5日版】

こみやま泰子

 素晴らしい晴天から新年が始まりました。
 今年は厳しい雇用・経済環境や中東情勢など悪化が見込まれます。
 アメリカではオバマ新大統領が誕生するなど、昨年は多くの国で選挙が実施され世界は新しい時代にむけ確実に動き始めています。
 1月5日から始まる第171回通常国会は、私にとっても二期生として最後の通常国会になります。税金のムダ使いを許さず、全力で取り組んでまいります。“日本を変える!”のはあなたと民主党です!

◆緊急雇用・景気対策本部の事務局次長になりました

 「年越し派遣村」が開設された日比谷公園には多くの方が詰めかけ、ここにも民間だけでは対応しきれない現実が明らかになりました。
 3月までに全国で非正規社員3万人以上が失業すると厚労省の集計発表がありましたが、現実はさらに厳しくなるのでははいかと懸念しています。
 民主党埼玉県連では緊急雇用・景気対策本部を立ち上げ、私も事務局次長になりました。年末には労働局と埼玉県知事に対し要望書を渡すなど対策本部での活動を開始いたしました。

◆緊急事態で現場は動くも…

 政府自民党は動かなくても地方自治体やハローワークなど現場は、年末も雇用相談などを受けるため(埼玉県では大宮ハローワークだけでしたが)窓口を開けて対応しています。
 全般に政府の雇用対策は遅く、企業の黒字倒産が増加するなど現政権の景気・金融政策から早急に対応変更の必要があります。
 この未曽有の危機には、すばやい判断と柔軟な対応が鍵となります。先ずはリストラや派遣切りにあった方がキチンと情報にアクセスしやすい環境を整え、食べられる状況にしなくてはならないと思います。

◆小泉政権で壊されたセーフティーネットを民主党が新しく構築する!

 小泉政権以降、行き過ぎた規制緩和と勝ち組優先の政治を続けた結果が現在の「将来不安」です。
 この三年で4人の総理大臣や多数の大臣・副大臣が就任と交代を行いました。自民党・公明党の連立政権の中でたらい回しにした結果でもあります。
 この間、後期高齢者医療制度の導入や製造業への派遣労働開放、医師不足の一因となる医療制度の改変などが行われ、消えた年金問題も解決先送りされています。
 第二次補正予算も出さず、野党三党提出の雇用・景気対策法案に反対した与党の議員達は、自分の権力と政権維持が目的としか思えません。
 イメージではなく、この不景気の原因をつくった政権を忘れてないでください。

◆CHANGE,WE NEED!
《私達は変革を求める!》

 振り返ると昨年は王貞治、桑田真澄、清原和博など名選手が引退。北京オリンピックでの数々の名試合から清々しい感動も頂きました。
 スポーツから全力を尽くす素晴らしさと潔さを教えられます。失政を認め潔く政権交代を受け入れる=これこそ「政界」が学ぶべき精神ではないでしょうか。

◆国民が選択可能な新しい歴史をつくる年!

 9月26日版の本コラムでも触れましたが民主党臨時党大会で稲盛会長から「キライでもいい。まずは民主党に一票を投じて下さい。」と頼みなさいと激励の言葉がありました。
 改めて「政権交代をしなくてはならない日本の現状」と「政治の可能性」を示す責務があると、この言葉の意味を噛みしめています。
 偶然にもこの時代に生きる変革の能動者として、現憲法下で総選挙を通じて憲政史上に残る初めての政権交代に繋げられる=私達がつくる歴史的な変革が実現できます。
 本年の事について、やがて歴史上の出来事として教科書にも紹介されるようになるに違いありません。今を生きるものとして、ある種のワクワク感、高揚感さえも伴ってまいります。
 大きな転機、大きなチャンスです。一緒に日本を一新しましょう!

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