【プレス民主 号外 2008年11月24日版】

こみやま泰子

 急激に寒さが身にしみる季節がやってきました。関西ではインフルエンザ流行の兆しが既にあるそう です。皆さんも是非「健康第一。」でお過ごし下さい!

◆混沌とした日本

 元厚生労働省事務次官襲撃は衝撃的でした。また自首した容疑者の不可解な犯行理由も釈然としません。
 解散総選挙を先延ばしは、「早急に景気対策を優先」する為のハズが、未だに補正予算案は具体的になりません。
 釈然としない政局も「明確」にしたいものですね。

☆オバマ次期大統領 「YES!WE CAN」

 さて明確なのは、米国大統領選挙は「チェンジ(変革)」「統一(ユニティ)」を訴えたオバマ氏が征したことです。
 演説にあったように21ヶ月の長い選挙期間を通じてオバマ氏は米国大統領になります。また就任ま でに2ヶ月以上の引き継ぎや準備期間があります。しっかりとした政権交代が可能なシステムが米国に はある事と国民が意志を持って変革を起こした国民のパワーを痛感します。
 民主党も結党してから10年、様々な経験を積み重ね政権を担えるまで成長しいます。
 あとは皆様の力が必要です。一緒に日本を変えましょう!

◆麻生総理のピンバッチ

 最近、麻生総理のピンバッチが気になります。背広左の議員バッチではなく、右襟にある拉致被害者救済のブルーリボンと自民党バッチです。
 ブルーリボンを着けるなら「もっと拉致問題に真剣に取り組め!」と言いたい。また歴代総理と比べて自民党の政党バッチを常に着けているのには違和感があります。
 日本国の総理が政党バッチをつけているのは、やはり「自民党総裁の立場」が「日本国の総理」より意識が強く現れてしまう…こんなスタンスだから解散総選挙も政策もフラフラするのかなと思います。

◆臨時国会開会後初めての委員会開催

 国会は9月24日に開会してから約2ヶ月が経過しました。
 私は衆議院国土交通委員会に所属していますが、11月14日に今国会初めての委員会が開催されました。
 6月通常国会の閉会から約5ヶ月振り…この間、冬柴・谷垣・中山そして金子大臣へと国土交通 大臣は4人も交代。総理大臣もこの1年間で3人目…自民党長期政権下では、政局不安定・政治空白が 続いています。
 小沢代表が「第二次補正を提出すべき」と急遽の党首会談で言わなくてならない程、日本の景気はひっ迫した現実にあります。残念ながら、「国民生活・国内景気より国際会議好き」の麻生総理は、現実的な景気対策から逃げています。

◆「選挙向けばらまき」と潔く認める時期

 麻生総理の「リーダーシップを見せるため」の定額給付金を始め追加景気対策の決定プロセスでの迷走は、「現政権の政策能力の粗悪さ」が際立ちました。
 現金を有権者である国民にばらまけば麻生総理や与党の議員は人気がでると勘違いしているのではないでしょうか。皆さんもそう思いませんか?

◆税金二兆円で実施するべき課題

 いま行うべきは「時代にあった抜本的な予算の組み換え」や「税金ムダ使いの徹底的な見直し」です 。各社の世論調査をみても国民は本質を捉えています。
 景気対策なのか、生活支援なのかも定まらない二兆円の税金をバラまくなら、様々な課題が出来るはずです。
 ちょっと考えただけでも、学校耐震化工事、医療費などの削減回避、燃油・肥料高騰対策、土地測量 の促進、奨学金制度の充実、中小零細企業対策、各種所得税控除の充実、など…。
 皆様は、何を優先して行うべきだと考えられるでしょうか。
 ご意見・提言お待ちしています!

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