【プレス民主 号外 2008年10月13日版】

こみやま泰子

 体育祭・祭りの季節が来ました!
 今週14日には川越氷川神社例大祭、そして週末には大好きな川越まつりが華やかに開催されます。
 各自治会の催しや祭りを通じて、それぞれの地域に暮らす皆様の間で年月を掛けて築き上げた信頼感や郷土愛に心からの敬意を表します。
 これらが安心して暮らせる礎であり、政治が「守るべきもの」なのだと思いながら、私も参加しています。

◆決断しない総理

 文藝春秋に掲載された麻生総理の手記には「私は絶対に逃げない」「私は決断した」「今こそ国民に信を問う」などと書かれていました。
 こうして解散総選挙をほのめかしながらも、未だに決断せずにいる。
 結局のところ麻生さんは総理のイスにしがみついていたいのでないかと感じます。
 景気対策を主張した政府提出の補正予算の内容が「思い切った決断」とは言い難いのも頷けます。

◆「誰がなっても変わらない」の正体

 安倍さん、福田さん、そして麻生さんと、この一年間で三人が総理大臣となりました。官僚依存の政治をしているから「次々と人気取りの頭をすげ替え」が出来るのです。
 政治に対してしばしば「誰がなっても変わらない」との声を耳にしますが、「自民党長期政権のまま、誰がなっても(官僚主導の)政治は変わらない」との「本質」を多くの国民の皆様が感じ取っている表れなのだと思います。

◆景気・株価回復の為の政権交代もある

 「日本は全治三年」と負傷を負わせた側の麻生総理・総裁の言葉です。第二次補正予算も話題に上りますが、これまで失敗し、消えた年金の解決処理もないがしろにし続けている与党が「政権に居座る」こと自体が将来不安の大きな要因ではないでしょうか。

◆選挙準備に走る議員心理

 いま国会・永田町は静かです。国会開会中ですが、多くの議員が解散総選挙を意識して地元に帰っているためです。
 自民党内では解散の先送り論を唱える議員もいますが、これは国民の「選挙でお祭り騒ぎの気分ではない」との思いに応えるものではなく「世論調査の結果が与党に不利だった」からだと囁かれています。

◆日本を変える!

 先送り論があっても「あまのじゃく」な麻生総理は突然解散総選挙を決断したら準備が間に合わない等と考える与党議員もいます。こうした現状では、腹を据えての政策論争は深まりにくいのが現実。さらに自民党内の527票で決まった麻生自民党総裁は1億3000万人の国民を代表として選ばれたものではありません。総理大臣は政権を投げだせても、国民は生活を投げ出せません。
 今のような、国政の現状を鑑みても、早急に解散総選挙を行い、国民の信を得た政権で国政をスタートさせる事で、政治が遺憾なく機能を発揮できるのだと確信します。

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