【プレス民主 号外 2008年7月8日版】

こみやま泰子

 洞爺湖サミットが開幕しました。G8諸国に加え過去最大規模の22ヵ国の首脳が北海道洞爺湖に集結しています。

◆環境問題と原油と食糧問題

 通常国会が閉会して、久しぶりに地元で運転するとガソリンの高騰を痛感します。また連日、サラリーマンや自営業者・ガソリンスタンドの方からも、切々と「ガソリンを安くして欲しい」と要望されます。
 投機による値段の高騰は、ガソリンだけにとどまりません。食糧自給率の向上を考えても、やはり政権交代をして生活を守る当り前の政治に変えなければならないと思い日々活動しています。

◆日本を売り込むチャンス

 期間中、約4000人の世界中のマスコミ関係者が集結する北海道洞爺湖サミットでは、日本の環境関連技術のアピールも兼ねたプレスセンターが約30億円掛けてつくられました。このプレスセンターはサミット終了後、95%再利用可能として解体されます。
 環境がテーマのサミット期間中は省エネを呼びかけ、国会議事堂や東京タワーのライトアップを停止するそうです。
 それにしても、サミットの期間だけでなく、地球温暖化を止めるために国が何を行うのか、もっとスケールの大きな目標を提案できないのでしょうか。
 茶道の先生をしていた頃、江戸時代のほうが、資源を使い切る様々な知恵にたけていて、日本人の生活は華美でなくとも、合理的な美しさに楽しみを見つける心の余裕があったのだろうと感じました。
 日本人が自然と文化との共生をしていた「真の豊かさ」、即ち環境にやさしい国として、世界に発信され、日本への理解につながることを期待しています。
 今回のサミットは、最多の参加国だからこそ、日本を世界に売り込むチャンスでありますが、残念ながら現政権下、年金問題への対処や政権維持のためなどに忙しく、必ずしもチャンスを利用しきれていないと感じます。次回、日本でサミット開催の折には、私も政府の一員として日本の売り込み担当になりたいとニュースを観ながら心に誓いました!

◆年金問題も忘れずに!

 6月27日に開かれた政府の年金記録問題関係閣僚会議で、4億件存在している厚生年金の紙台帳を、コンピューターに入っているデータと照合するサンプル調査を行ったところ、1.4%の入力ミスが見つかりました。これにより入力ミスの総計は560万件と推定されます。
 民主党は8億5千万件の紙台帳とコンピューターデータの照合を、国家的プロジェクトとして、公務員を総動員して一気に行うよう求めています。
 政府は照合に3300億円かかることを理由に、未だに問題を放置しています。これから通知が来ることにはなっています。しかし、間違いの訂正や確認はあくまで保険料を払った加入者の側からの申し出を基本としています。このような中では、やはり不安は消えません。
 これから夏季休暇などに入られる方で、未統合など心配な方は、ぜひ社会保険庁(厚生労働省)任せにせず、確認されることを改めてお勧めします。

◆健全な政権交代のために・・・

 原油や生活関連商品の価格高騰などに何ら対策を打つこともなく、ましてや後期高齢者医療や障害者自立支援法など社会的弱者をつくる今の政府自民党では、安心した生活は望めません。
 小沢一郎代表を筆頭に民主党は、政治は生活を守るためにあると、訴えています。政治は、議員だけでは変わりません。ご一緒に日本を一新しましょう!
 皆様のご意見、お待ちしています!

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